MAMMUT(マムート)本社で登山の話をしてきたので、どんな会社なのかまとめよう!

マムート本社

フォトグラファーとしての立場ですが、山岳関係の仕事をすることが多いので幸運なことにたくさんの登山関係者とご交流させていただいています。

先日は東京新宿のマムート本社で打ち合わせや意見交換などを行ってきました。

MAMMUT(マムート)という登山ブランド

大人気のマムートのぬいぐるみ

スイス発祥で150年以上の歴史を持つ登山ブランドです。元々はロープを作っていた会社ですが、成長を続ける中で同国スイスの登山靴メーカーであるライケルを買収したりして、現在ではクライミングからウェア、ブーツなどを扱う総合アウトドアメーカーに成長しました。

10年くらい前に日本に正式なMAMMUT SPORTS GROPU JAPAN株式会社を成立させて、今日日本では最も勢いのある外国の登山ブランドの1つに挙げられるのではないかと思います。

「マンモスマーク」といえば分かる人も多いかと思います。 そのかわいいロゴで女性の登山初心者ではウェア購入の第一候補に上がることが多いとか… 日本人初の8000メートル峰全14座を制覇した竹内洋岳さんが使っている登山ブランドとしても有名ですね。

日本ではそれほど認知されていなかった8年前くらいに、私は海外で主にフランス・スイス・フランスでネイチャーフォトをしていたのですが、そのときに使用していたのがマムート、アークテリクス、マウンテンハードウェアでした。

マムートお膝元のヨーロッパでは今も昔もダントツの人気ブランドです。 ぬいぐるみはが非常に人気で日本では販売されていません。

イベントやキャンペーンのノベルティなどで小さいサイズのものをプレゼントすることはたまにありますが、大きサイズはなかなか手に入らないようにしているものファンの物欲をそそる一因になっているのではないでしょうか。

海外メーカーだから分かる日本の稀有な山岳環境

日本の四季がある山々

「四季がある」というものは非常に珍しいそうです。

私も3年前に日本に帰ってきて思ったことですが稜線付近に4000mを超えると森林限界を越えて、気温的にも景観は夏か冬しかありません。

ヒマラヤはマカルーとエベレストしか行ったことはありませんが、景観という観点から見ると、大体一緒です。

その中で日本は奇跡的に森林限界付近の3000m付近に標高が揃った山が多く、日本という国の位置的にも四季が出る非常に恵まれた環境です。通年を通して色々な登山を楽しめるという日本の山岳市場はビジネス的にも、ブランディングとしても面白いそうです。 「日本は面白いですねー」だそうです。

実はものすごくユーザーに近い距離にいます

日本で唯一マムートビールジョッキのある料理宿

中級者以上の登山愛好家なら誰もが知っている、山荘のマムートビールジョッキがあります。

日本で7箇所の山荘でした展開していませんがあれでビール出させると最高ですよね。

しかし盗難被害は後を絶たないそうです。皆さん持って帰っちゃだめですよ。 ちなみに画像のビールジョッキは奥飛騨温泉郷・平湯温泉にある「山のよろこび お宿栄太郎」という料理宿のビールジョッキです。

平湯温泉という地は北アルプスに囲まれており上高地に最寄りの街です。さらに奥穂高・焼岳・槍ヶ岳・笠ヶ岳・双六岳といった日本最高峰に位置する名峰へのアクセスの拠点です。

その中で栄太郎の社長さんは自ら登山道を作ったり、周辺の山荘からの信頼も群を抜いていて、登山で疲れたお客様に美味しいもをたくさん食べてもらいたいとのコンセプトです。

そういった経緯からマムートと協賛関係にあり、登山のお客様にはこのジョッキでビールを出しているとのことです。

このように海外ブランドでありながらフットワークはものすごく軽く、赤岳鉱泉の登山道整備に協賛して階段を提供したり、全国各地でイベントを開いたり協賛したりしています。

他にもユーザーのウェアを全部マムートが提供してのツアー登山なんかもしていますね。応募条件は毎年異なるそうですが、MAMMUT製品を買ったときに抽選券がついてくる手法が多いそうです。

マムートピンバッチ

またMAMMUT社員の方が同社ウェアを着用して登山している人を見つけたら、その場で非売品をプレゼントするという草の根活動を行っている人もいます。

某掲示板で「MAMMUTおじさん」と呼ばれているそうです。

ちなみに最近はピンバッチのようです。 北アルプス登山の聖地と言われている温泉地の老舗旅館でも男性従業員はこのピンバッチをつけて接客をしているらしいです。

ウェアは高いです…がモノはいい!

nordwand pro jacket

良くも悪くもですが、MAMMUT=高額の登山ウェアという認知は着々と進んでいるようです。

最近幕張にアウトレット店がオープンしたりと旧製品ならお安く手に入る可能性が出てきましたが、それでも他社製品の定価くらいの価格帯になります。

私の海外の経験も含めて、価格だとマムートとアークテリクスが頭ひとつ抜けています。

ただその分信頼性はどっちのメーカーも確かです。相性はありますがマムートのウェアと私の体格・山行スタイルはフィットしているので、少し高くてもやはり購入してしまいます。

アンケートや商品購入でぬいぐるみがもらえる

マムートのぬいぐるみ

日本では販売していませんが、イベントや商品購入のノベルティでオリジナルグッズをもらえることがあります。

私はMAMMUTのグローバルWEBサイト改善のアンケートでもらいました。WEBディレクターの経験からWEBサイト導線設計やターゲットが明確でないことなどを片っ端から調べて送りつけたら「ボコボコにしてくれてありがとう!ぬいぐるみ送るよ!」とMAMMUTスイス本社から連絡きました。

MAMMUTと共同でノベルティ開発を行います。

平湯温泉×MAMMUTコラボレーションタオル

北アルプスの山岳関係者の方々といっしょに仕事をさせていただいており、その1つの事業として平湯温泉から乗鞍岳への登山道の整備をクラウドファンディングを使用して行います。

協賛サポーターのリターンとして私が企画・デザインしてマムートが製造を担当するオリジナルのスポーツタオルを作ります。

マムートさんとは長いお付き合いですが、共同でプロダクトを作るのは初めての経験です。

私とMAMMUTとの出会い

海外で山岳写真を撮っているときに支給されていたのがアークテリクスというメーカーのTHETA ARというハードシェルジャケットでした。

Arcteryx(アークテリクス)というブランドはとにかく軽量で最先端技術を使用することで知られているメーカーで機能性でいえば世界一の1つといっても問題ないかとは思います…が私とは相性があまりよくなかったのです。

岩に身体を擦り付ける傾向の強い私は何枚かアークテリクスのシェルを破いてしまったことがありました。

そのときたまたまスペインで目にしたのが、MAMMUTのExtreme Logan JacketというGORE-TEXプロシェル3レイヤーにストレッチ素材を組み込んだ立体裁断のジャケットでした。 少し厚くで重いのですが、非常にタフだし立体裁断なので動きも軽快。ウェアは軽さだけでなく『適当に扱える』ことの重要性を教えてくれたメーカーでした。

それから大体は登山用品はMAMMUTに統一しています。 登山メーカーさんとお話すると、その会社ごとにこだわりなどが垣間見れてとても楽しいです。

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