極寒地での撮影の強い味方!THE NORTH FACE マクマードパーカー

ノースフェイス・マクマードパーカー

これから始まる雪のフィールド撮影。空気が澄み渡ることから星空やタイムラプスを狙う人が多いのではないでしょうか

。冬のフィールド撮影で一番大事なのは防寒対策。選択を間違えると悲惨な目に合います。 そこで日本の厳冬期フィールドで使いやすく、比較的低価格のダウンジャケットTHE NORTH FACEのマクマードパーカーを紹介します。

私が初めて極地撮影に派遣されたときに会社から支給された思い出の防寒具です。

−20℃程度ならば寒さを感じることはない

厳冬期の上高地撮影

光電子ダウン(600FP)で重量が1850g。オーロラや天体観測で使用されることが多い極地滞在に向いているダウンジャケットです。

日本ならば山の稜線以外のすべてのフィールドに対応できるポテンシャルがあります。価格が安い分使用しているダウンの質は高くなく、重量もありますが夜間撮影時は移動することは少ないので特に問題はありません。

アクセサリーを沢山入れらるポケットがある

豊富なポケット

マクマードパーカーが厳冬期のフィールド撮影に向いていると思う最大の理由はポケットのアクセスの多さです。

手の保温用ポケット

手を温めるポケット

マクマードパーカーはポケットに手をいれることが前提とした作りになっています。

ポケットの中に手を入れることでダウンの暖かさで手のかじかみを防止することができます。 この機能があるため薄いグローブを付けて撮影時だけ手を出して、待機中は手をポケットの中に入れて保温する使い方ができます。

スマホ収納用ポケット

スマホポケットとイヤホン用のホール

スマホを収納できるポケット、イヤホンを通すホールがあります。

氷点下の中だとバッテリーの電圧が出ないため残量があっても電源が切れて入らなくなることがあります。インナーの専用ポケットに入れておくことでスマホを温め正常に駆動させることができます。 またイヤホン用のホールもついているのでこちらからイヤホンを出して音楽を楽しむことも可能です

アクセサリー収容に適したポケット

アクセサリー収容ポケット

左右に大きいポケットがあるので、ここにフィルター、ケーブル、レリーズなどを入れておけば撮影のパフォーマンスが向上します。

使用頻度の低いものを入れるインナーポケット

インナーポケット

ファスナーを開けないとアクセスできないため、もしかしたら使うかも…程度のアクセサリーを収納するのに向いています。私は電池や携行食を入れることが多いです。こちらのポケットも左右についています。

カメラマンにとってのファーのありがたみ

マクマードパーカーのファー

冬のフィールドで撮影していると、チラチラと雪が舞うことが多くあります。

カメラはカバーを付けて対応できますが顔にかかる雪を防ぐことはできません。 そこで重要になるのがファーの存在。「北海道に来てはじめてファーの意味を知った」と友人が言っていたのを思い出します。東京に住んでいると使いみちはさっぱりわかりませが、ファーは雪が顔にかかるのを防いでくれます。 極地滞在型のウェアにファー付きが多いのはそういう状況を見越してのことかもしれません。

ファーは取り外し可能

取り外し可能なファー

フードの必要がないフィールドではファーを取り外して使うこともできます。ボタンとマジックテープでの固定式です。

持ち運ぶ際はスタッフバッグ必須

スタッフバッグに収納

この手の保温能力の高いダウンジャケットはものすごい量のダウンが入っているので、小さいシュラフと思った方が無難です。

そのままザックに入れると膨らんでしまって容量を圧迫するのでギリギリ収まるスタッフバッグに無理やり詰めてパッキングするのがマクマードパーカーの収容の基本です。

ザックへの外付けがおすすめ

ザックへの外付けがおすすめ

上高地・美ヶ原などの厳冬期撮影で防寒具が必要なとき、ザック中の大半は撮影機材であることから収容できなくなる可能性があります。

その時は丈夫なスタッフバッグにつめてマクマードパーカーを外付けしてしまうのが経験上、一番効率が良いです。これはヒマラヤンパーカーでも変わりません。 普通の収納してはザックを圧迫するだけなので、限界まで押しつぶして収納するのが得策です。羽布団を真空パックにして保管するのと考え方は同じです。 スタッフバッグに無理やり詰めてザックのループで固定する。これが一番小さくなります

。完全防水が出来ているならば外付にしても実際に使う際の保温性には影響はありません。

保温力と価格のバランスがとても良い

ノースフェイス マクマードパーカー

防寒具を着たまま登山するシチュエーションには向きませんが、厳冬期の高原や夜間タイムラプスであれば気になることはありません。

これ以上のハイスペックモデルのヒマラヤパーカーになってくると登山に特化した作りになっているためポケットへのアクセスが少なく極地滞在型の撮影には不向きになってきます。 保温力と価格のバランスがよい

ダウンがキルティングされているためコールドスポットもありませんし、ダウン量が多く温かい。

唯一の弱点は登山では重たいことだけです。 マクマードパーカは価格と性能が釣り合った、フォトグラファーにとってはコストパフォーマンスの良い厳冬期撮影用の防寒具です。

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