風景を撮るなら絶対に必要な無線レリーズと撮影テクニック

ワイヤレスリモートコントローラーセット WR-10

カメラを買って三脚を買ったなら次はレリーズ。三脚での撮影はレリーズがあってこそです。レリーズとはカメラに有線のケーブルを繋いだり、無線を使ったりシてシャッターボタンを押すことなくシャッターを切ることができるアクセサリーのことです。

一般の方が記念写真の撮影を写真スタジオでやるときにカメラマンが「ハイチーズ!」と親指で押してるあのボタンのことです。アレの正式名称を「レリーズ」「リモートレリーズ」などと呼びます。

三脚を使っても手ブレをする

三脚さえ立ててればブレることはない、そう考えていた時期が私にもありました…。三脚を立ててもシャッターを押しこむ時にカメラが少しだけ動いてしまいます。どんな剛性のある三脚でもです。

解決策は1つだけ。「カメラに触れないでシャッターを切る」ということ。そのためのアクセサリーがレリーズです。

有線レリーズ

リモートコード MC-30A
一般的なのはボディの10ピンターミナルに接続するタイプのレリーズです。Nikon純正のものはリモートコード MC-30A。半押しでフォーカス、押し込みでシャッターが落ちるのでボディにあるシャッターボタンと同じ感覚で扱うことができます。価格も安価なのでまずはここからはじめるとよいでしょう。

シンプルで安価な分、応用が効きにくいことがあります。

例えば冬の星空を撮影する場合数十分のシャッタースピードを設定することがありますが、カメラからケーブルを垂れ下げておくと風に吹かれてケーブルが揺れて画像がぶれたりシますので、三脚にテープで貼り付けたりといった作業が必要となります。

無線レリーズ

無線レリーズは親機と子機のセット
私のおすすめは無線のレリーズです。Nikonだとワイヤレスリモートコントローラーセット WR-10という高価なアクセサリーになりますが、ケーブルがないので長時間露光時にずっとカメラそばでケーブルを持っている必要がありません。単独ならテントに入ってコーヒーでも飲んでいればOKです。

単独のネイチャーフォトグラファーほど、よりエクストリームよりになるほどその重要度が増してきます。

また無線の親機をカメラに常時接続しておいて、ボタンをポケットに入れておくという撮影スタイルも可能です。三脚をあちこち動かしながら撮影するシチュエーションにはもっとも向いています。

無線の範囲も30mくらいありますので、自分の影が入り込まないところまで移動してからシャッターを着ることができます。自撮りをしたりするときにもタイマー機能を使う必要なないので便利です。一眼レフを使っていてブログに多くの写真をアップする人には無線のレリーズがよいと思います。

問題点はただ1つ。カメラのバッテリーの消耗が激しいこと。私はバッテリーが大容量のNikon D4Sを使用しているので困ったことはありませんが、エントリーモデルのデジタル一眼に常時つけっぱなしにしているとすぐバッテリーがなくなると思われます。必要になった時のみボディに接続するといった使い方をする必要があります。

ミラーアップ機能を使用する

ファインダーから見る景色というものは実際にはレンズにから見える景色をミラーで反射させてファインダーに移しています。シャッターを切るときにこのミラーを上に揚げる動作をしてからシャッターが降ります。

このミラーが動く動作でブレをおこしてしまうことを「ミラーショック」といいます。ミラーショックを起こさないためにあらかじめミラーをあげておきシャッターを切る技術がミラーアップといいます。

当然ミラーがあがっているのですからファインダー越しに構図を確認することはできません。構図とピントを合わせてからミラーアップモードにしてから一度シャッターを押し込むことでミラーがアップされ、もう一度シャッターボタンを押すとシャッターがおります。

最近のデジタル一眼レフのミラーの制御はものすごく優秀でよほどのことがない限りはミラーアップする必要はありませんが、最高品質の写真を撮るためには覚えておきたい技術のひとつです。

絶対にブレさせたくないのでしたら、無線レリーズとミラーアップをおすすめします。

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