一眼レフで写真撮影をする際は無意識に設定を決めていることが多いですが、改めて見なおしてみると思ったよりも複雑設定を行っていたり、知識を組み合わせていることがあります。
これから一眼レフを使って写真撮影を楽しむ人、すでにベテランの領域に達している人も改めて確認すると新しい発見があるかもしれません。特に初心者の方は知ってるだけで撮影の選択肢が増える知識も多いと思います。
フォーカス
- フォーカスエリアは真ん中が一番精度が高い
- 確実に撮るならAF-Sでピントが合わないとシャッターが切れない設定にする
- AF-Cはピントが合っていないくてもシャッターが切れる
- 手ブレ・被写体ブレが心配の時は連射を使い奇跡の一枚を狙う
- 動いているものを撮るときはAF-Cで連射
- ピントを取ってから構図を決める際に出る僅かなピントのズレをコサイン誤差という
- 精度の高いフォーカスエリアの中央でピントを取ってから構図を決めるとピントを外す可能性を低くできる
- 夜の風景はピントはまず取れないのでパンフォーカスと取るか、明るいうちにピントを取りフォーカスリングをパーマセルテープで固定しておく
測光
- 被写体に露出を合わすときはスポット測光(ピント部分に露出を合わせる)
- ファインダーからみた全体で露出を合わせるならマルチパターン測光
- 黒いものを撮るときは露出をマイナス補正
- 白いものを撮るときは露出をプラス補正
- 特定箇所の露出で撮影したいときはAEロックをしてからピントを取り撮影する
レンズ
- ボディとレンズの接点は定期的に掃除しないとフォーカスが動かなくなる
- APS−Cのレンズはフルサイズのボディには使えない
- フルサイズのレンズはAPS-Cのレンズでも使える
- マクロレンズは露出倍数と実効F値の問題からレンズ表記のF値にならないことがある
フィルター
- 広角レンズにフィルターをつけると四隅が暗くなるケラレが発生しやすい
- ステップアップリングをつけるとケラレが発生しやすい
- PLフィルターは光の反射面を抑えられ彩度が上がる
- NDフィルターは光量を抑え、シャッタースピードを遅くすることができる
- NDフィルターだけではなくPLフィルターもつけると1段ほど暗くなるのでシャッタースピードに注意
- 夕焼け、朝焼けを綺麗に取りたいときはハーフNDフィルターを使う
被写界深度
- 広角ほど被写界深度が深い(ボケない)
- 望遠ほど被写界深度が浅い(ボケる)
- F値が高いほど被写界深度が深い(ボケない)
- F値が低いほど被写界深度が浅い(ボケる)
- 手前から置くまでピントが合っている状態をパンフォーカスという
- 広角でF値が高い設定が一番被写界深度が深い(ボケない)
- 望遠でF値が低い設定が一番被写界深度が浅い(ボケる)
- 風景はレンズに近い位置にある一番目立つものにピントを合わせると自然な印象になる
画質
- F値が高過ぎると回折現象により画質が劣化する
- F値が低いほど口径食によりボケが汚くなる
- 逆光で撮影するとフレア・ゴースト・ハレーションが起こり解像感がなくなる
- フレア、ゴースト・ハレーションを抑えるためにレンズの上部を板などで遮光するをハレ切りをする
画角
- 画像上の被写体の大きさが同じでも広角ほど背景が入る
- 画像上の被写体の大きさが同じでも望遠ほど背景が入らない
- 広角で被写体に寄るほどパースがかかる
シャッタースピード
- F値が低いほどシャッタスピードが早くなる
- F値が高いほどシャッタースピードが遅くなる
- ISO感度が高いほど画質が悪くなるがシャッタースピードが早くなる
- ISO感度が低いほど画質が良くなるがシャッタースピードが遅くなる
ISO感度
- ISO感度を上げるほどノイズが発生し画質が落ちる
- ISO感度を下げすぎてもダイナミックレンジが狭くなるなど画質が落ちる
- 最高画質のISO感度がが100のメーカーもあれば200のメーカーもある
- ISO感度を上げても画質が劣化しにくいことを高感度耐性と言ったりする
ブレ
- レンズ内手ぶれ補正はファインダー越しで手ブレが止まる
- ボディ内手ぶれ補正はファインダー越しで手ブレが止まらない
- 手持ちの縦位置での撮影は右手のシャッターボタンが下に来るようにするとブレが少ない
- シャッターを押して動くミラーによってブレるミラーショックを防ぐためミラーアップ機能を使う
- 三脚使用時はシャッターを押すこと自体がブレの原因になるためレリーズケーブルを使う
ボディ
- シャッターボタンを押してからシャッターを切れるまではタイムラグがある(レリーズタイムラグ)
- 一眼レフの機種によっては撮影前に絞りを絞って実際の被写界深度を確認することもできる
- フラッグシップ機以外は10万回シャッターを切ったらいつ壊れてもおかしくない
- ローパスフィルターの掃除は購入後1年なら無料のメーカーが多い
- ローパスフィルターの清掃はサービスセンターだと2時間くらいはかかる
ストロボ
- 室内で自然な光源をにするためにはヘッドを上に向ける天井バウンス
- 逆光で被写体が暗くなるときはスピードライトを被写体に直射するデイライトシンクロを行なう
その他
- 三脚はレンズが自分に向くようにボディをつける(逆につける)と真上へのアングルを取れるようになる
- レンズ交換の時、ボディは下に向けるとゴミが入りにくい
- 寒冷地だとバッテリーの消耗が激しい。寒すぎると電源が入らないこともある
まとめ
挙げればキリがないですが、私が普段の撮影やメンテナンスで気にしているところをまとめてみました。自分の好きなジャンルによって使うテクニックやアクセサリーも変わりますので、基本を押さえた後は独自のテクニックを磨いたり機材をカスタマイズすると撮影が捗ると思います。
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