Web業界に理解のある立場から、地元の観光業や宿泊施設が集客できるホームページ製作にかかる金額を出してみようじゃないか

ホームページ料金の相場

私のいる岐阜県のとある温泉地にはホームページがない施設や、いい加減作り直さないと今後の売上が落そうなホームページがたくさんあります。

それなりにWEBサイト構築。ホームページ製作からWEBサービスのディレクションまで一通りこなしてきました私の視点から、費用対効果が期待できる品質のホームページ製作にどのくらいにの金額がかかるかの相場を出してみます。

業界では「改善幅」という言葉をよく使います。リスティング担当の方などは毎日耳にしますね。コストを抑えるほど改善するための施策がしにくいので、適正な金額を出すときに改善幅と予算で施策を決めます。

ある程度金を投資しないと善できないなという私の経験則と、市場の相場から金額を出しています。

一般的にどのくらいの金額でホームページが作られているのか

他社ではどのくらいの金額でデザイン製作をしているのかを比較してみます。個々に書かれているのは実際にディレクションを行って必要な作業量を割り出していないものがほとんどなので『参考までに出してみた金額』という意味合いが強いです。それほどホームページは案件次第で金額が変わるものです。

フリーランスの方に頼んだ場合のホームページ製作の料金です。

Screenshot of www.misoca.jp

領収書や請求書をクラウドで作成・管理できるmisocaさんのブログから引用です。経理でとてもお世話になっております。フリーランスでにうちの温泉施設のデザインを任せるのはリスクが大きいですね。まず岐阜県在住が必須条件でしょうか。高山市あたりならミーティングなどに来てもらえそうです。

経験やスキルによって差がすごいですね。TOPページ+サブページ6枚。とりあえずWordPress化して30-50万くらいでしょうか。ブログや問い合わせフォーム・保守運用の金額が更に追加されていくことになりますね。

WordPressで集客に結びつくような運用をするホームページ製作

Screenshot of wordbench.org

街の歯医者さんのホームページをWordPressで構築した場合、18万~148万という金額みたいです。前提となる要件にクライアントの相場観が入っていないのでどこまでのソリューションを提供するのかを各々の判断でしているために、価格に差が生じていますね。

最適なホームページ製作金額

 単価数量金額
企画構成費35000135000
TOPページデザイン(コーティング込)70000170000
下層ページデザイン(コーティング込)250006150000
スマホTOPデザイン(コーティング込)50000150000
スマホ下層デザイン(コーティング込)10000660000
WordPress導入(ブログ込)1500001150000
ドメイン・サーバー取得10000110000
ライティング(コピー・キャッチなど)50000150000
写真撮影(プロ)800002160000
合計735000

私たちの地域の商業には更新都度に料金を取られるシステムは向いていません。テキストと画像変更のみなのでWordpressでの運用がベストです。情報発信が大切な業種なのでブログの運営も必須。SEOの意味を含めて独自ドメイン化での運用となります。そのためWordPress化には少々金額がかかるのではないかと思います。

要件の追加や打ち合わせなどを考えると初期費用は100万円が妥当という結論です。

仕様

レスポンシブではなく、PCとスマホを出し分けます。観光・宿泊施設が多いので写真を大きく使っての魅力を訴求するページになることは間違いないので、PCでの画像サイズをCSSで大きさ変更するレスポンシブデザインとの相性は良くありません。読み込みに時間がかかります。WordPressのプラグインでPC / スマホのテーマを使い分けます。

ブログはWordPressの『投稿』を使用、施設の情報更新はカスタム投稿を使用。問い合わせフォームはContactform7。メニューやサイドナビは管理画面のウィジェットで制御できるようにする。

サブページを各カテゴリーの一覧表示機能をもたせる。TOPページ – サブページ(一覧) – 詳細ページ(カスタム投稿)と記事を量産できる仕様。

このような要件でしょうか。

SEO

新規 / 全面リニューアルで内部SEOを意識するのはWEBディレクターとしては当たり前の仕事だと思っていますので、デザイン料の中に含みます。というよりも後々内部SEO対策が必要となるデザイン&コーティングするような仕様はアカンですよ。

キーワードとコンテキストは企画の段階提示。

写真撮影

写真撮影

プロを使用。ぶっちゃけたところ写真で全てがきまる業界とっても間違いではないほど大事な要素です。実績と腕が伴っている人に頼むと最低でも1日80000円はかかるでしょう。欲をいえば1日150000円クラスのフォトグラファーを使いたいところです。施設によって使い分けると思います。クライアントの要望を聞き出して形にできるフォトディレクション能力の高い人が望ましいです。

2日間撮影。宿泊料金は依頼主持ち。写真は全てレタッチしてRAW画像とJPEG原寸を版権買い取りです。

文章やキャッチコピー

施設側に人が考えればここの金額は浮きますね。フリーランスの方はお金は要らないから先方でやってほしいという方が多いのではないでしょうか。施設の人の方が魅力や良さ、伝えたいことは明確化されていると思います。初回の打ち合わせでそのことを伝えれて言葉の作り方を教えるのは『企画構成費』の内に収まるでしょう。

保守・ディレクション

一般的なホームページ制作とは異なり、BtoCに特化していて各施設の長所を見つけてコンテンツを作っていくスキルが必要となります。デザインよりもディレクション能力が問われる地域です。そういった方には定期的に保守や更新作業をお任せしたいですね。バナー1つ3000円。デザイン崩れの修正を定期的に1回10000円くらいで。

この内容でこの金額ならば適正です

ホームページの適正価格

ホームページのデザイナーは専門職です。WordPressでの動的ページの構築となるとなおさらです。SOHOや個人事業の立場にたつと経費や諸々含めて、自分の欲しい時給の3倍が妥当な請求額と言われています。

例えば時給1500円欲しかったら請求するのは4500円/1時間となります。ホームページのTOPのデザインを8時間で作ると請求額は36000円ですね。作業に2日間かけて72000円。製作会社に頼むとさらに経費が掛かりますから高価担っていきます。ぼったくりではありません。誰にでもできる仕事ではなく、デザイナー個人の経験と感性でのみ製作できるものです。

保守面は計上せずにうちの地域に必要な要件でホームページを製作したらいくらかかるのかの金額を出してみました。

 

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