テント泊は小屋泊よりも背負う荷物が多くなります。
マット・シュラフ・テントなど、容量が大きく重たい荷物が増えます。ザックも35L程度では対応できなくなりますし、大容量・超重量を担いでの山行になります。 それを嫌って小屋泊をされる方も多いのですが、テント泊には経験者しかわからない魅力があります。
小屋泊からテント泊に切り替えることを考えている方、現在の登山用品には軽量・高性能なアイテムがたくさんあります。
その中で今回おすすめするのがBlack Diamond(ブラックダイアモンド)のOrbitというランタンです。
快適に山の夜を過ごしたいならランタンは必須アイテム
ランタンは天井に吊るして下に光を当てることに特化した登山用の照明です。
テントの天井に設置するなどして使用します。そのかわり照度が狭いので持ち歩きには向きません。夜間にランタンを片手に歩いてみても、びっくりするほど数メートル先に道が見えません。
極論から言ってしまえば、ランタンはヘッドライトと共用できるので必要ないアイテムではありますが、それは極一部の命をかける登山をしている人たちの話です。
光源という意味ではヘッドライトで十分ですが、照らす場所に問題があります。
ヘッドライトは基本的に真下に光を当てるようには設計されていません。
ライトのヘッド部分を傾けて上手く固定すれば、ギリギリ使用できるレベルです。 またヘッドライトは山行中のサポートが主な使用用途なので、照度がかなり狭く極一部にしか光が当たりません。
使い慣れたものに例えるなら、部屋の照明と懐中電灯くらいの違いがあります。
夜のテントの中で調理をしたり(冬以外は野外での調理の方がいいかもしれません)、翌日の山行を練ったり本を読んだり…快適な登山泊をするならばやはりランタンがおすすめです。
LEDによって長時間使える
これがBlack Diamond Orbitの特徴の一つです。
使用してるのは白色系LED。単4電池4本で10時間駆動します。3日程度の山行ならば電池を変える必要はありません。
超軽量・小型設計
Orbitの特徴は何と言っても小型で軽量であること。これに尽きます。
どんなに荷物を背負うときでも、持っていくか迷うものではありません。必ず持っていきます。
このメリットとしては、サブにもう一台持っていくことができるという点です。昨今の登山では良くも悪くも登山用品の進化によって電子機器が増えていっています。
今回のオービットもガスを使用してのランタンでなく、LEDと電池式を採用したからそこの軽量・小型になりました。
恩恵は大きいものの、故障したらただのゴミに成り下がるのがこういった登山用品の弱点です。
そこで私は長期の縦走のときはこのオービットを2台持ち歩いています。本体のみなら84gなのでそれほどの負担にはなりません。
収納時はコンパクトに収まる設計
元々が小さいオービットですが、画像のように収納時はさらに小さくなります。
しかも電源スイッチが隠れるように作られているので、誤作動防止にもつながります。完璧な設計です!
手が出しやすい低価格帯
試しに買ってみようと思える価格帯であるのもこのBlack Diamond Orbitの魅力です。輸入代理店のロストアローさんがものすごく頑張ってくれているというものあり、海外メーカーの割にはBlack Diamond製品は割安で買えることが多いです。
こういう使ってみないとわからないもの、選択を間違えても事故に繋がるものではないものは登山道具のレンタル屋さんで借りてみて自分の好みを探してみるのもいいかもしれません。
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