汚れは落として機能は落とさない!finetrackの登山ウェア用洗剤オールウォッシュ

finetrack allwash

登山用のウェアの洗濯は実はかなり悩みどころ。綿のTシャツには関しては普段と同じように洗うことができますが、速乾性ウェアやソフトシェル・ハードシェルとなると洗い方がさっぱり分からない。

一般の洗剤を使うと撥水性が落ちないか、生地が傷まないか。そんな不安から積極的に洗濯したくない人も多いのではないでしょうか。調べてみても海外生産で輸入された洗剤が多く、使用方法を確認するだけで一苦労です。

そんな日本の登山者の悩みを解決する革新的な洗剤がfinetrackから発売されました。それがオールウォッシュです。

登山用ウェアは洗濯すべき!しかし一般の洗剤だと機能まで落としてしまう

インナーは汗を吸収して臭いが出てしまうため洗わざるを得ない。しかし一般的な洗濯用洗剤は撥水性能や吸汗性の維持を考慮していなたいめ、汚れと一緒にアウトドアウェアの重要な機能も落としてしまいます。

そんなこともあり特に高価であるゴアテックスのハードシェルは2〜3回使ってから洗濯しようと思うかもしれません。

サンプルのオールウォッシュの凄さにびっくりした

finetrack オールウォッシュのサンプル

実際私は山行を3〜5回やったあとにハードシェルを洗濯する管理をしていて、ハードシェルについた泥の汚れはアウトドア用の洗剤で洗濯しても落ちないしという半分諦めもありました。

しかしそれはそれで汚れが着いたまま放置になるので撥水性能は落ちていきますし、泥が繊維の奥に入り込んで洗浄できなくなるという悪循環に入ります。

そんな登山者によくある悩みをピンポイントで解決するのがfinetrackのオールウォッシュ。登山用ウェアの性能を維持したまま汚れだけ落とすというわかりやすいコンセプトの洗剤でした。

試しに夏の縦走で汚れきったエバー部レフフォトンパンツを手洗いしてみたら、びっくりするくらい泥が落ちたのに感動し、製品化を期待してまっていました。

躊躇なく洗える安心感

基本的にはダウンを除くほとんどのアウトドア用品に使用することができ、finetrack製品に関してはすべてのウェアで使用することができます。

私は日本に帰ってきてからfinetrackとMAMMUT製品のハイブリットの組み合わせで使用しています。とりあえず普段着として使用しているfinetrack製品を手洗いで洗ってみました。

ニュウモラップフーディをオールウォッシュで洗う

オールウォッシュでニュウモラップを

WIND STOPPERを使用しているfinetrackのL4であるソフトシェルです。
ぬるま湯にオールウォッシュを入れて投下した瞬間に画像の用に汚れが出てきてとんでもないことに。

皮脂が分解されているのは油膜のようなものまで出てきます。「変な臭いが出てきたら汚れが取れている証拠」だそうです。確かに臭かった…。

あまり汗をかいていない認識でしたが、着用して行動するだけでそれなりの発汗量がありかなり汚れていた結果になりました。見た目がキレイだからと洗濯頻度を減らすのはダメということですね。

ドラウトレイをオールウォッシュで洗う

ドラウトレイをオールウォッシュで洗う

次に洗うのはドラウトレイ。一般的なフリースよりも汗の吸収・蒸散が得意なため、低体温症のリスクが少ない便利な行動保温着です。
やはり汗を吸いますのでかなりの汚れが目立ちます。秋の登山で行動着としてドラウトレイを着るのであればレイヤリングの中で一番汚れがひどいかもしれません。
これもオールウォシュでガッツリと汚れを落とすことができました。

ストームゴージュアルパインパンツをオールウォッシュで洗う

ストームゴージュアルパインパンツをオールウォッシュで洗う

こちらもオールウォッシュばバチャバチャと洗っていきます。堅牢な作りのアウトドアウェアですが機能性を落とさないために押し洗いが基本です。

こちらはそれなりの頻度で洗濯していましたが、ほぼ毎日履いているため汚れやすいみたいです。一度オールウォッシュで洗ってみたので、次回洗うときにどのくらいの汚れが出てくるか楽しみです。

もし出てこなかったら今まで使っていたアウトドアウェア用洗剤の洗浄力が…ってことになりそうです。

ポリゴン4フーディをオールウォッシュで洗う

finetrackのファインポリゴン
【finetrack】https://www.finetrack.com/products/insulation/

finetrack製品を使っていてるメリットはダウンジャケットのポジションにあるファインポリゴンを使用したウェアをオールウォッシュで洗濯できる点です。

ダウンジャケットの洗濯なんてそうそうできることではないのですが、公式に洗ってもOKと書かれているので手洗いしてみます。どのくらい汚れが出てくるでしょうか。

ポリゴン4フーディをfinetrack all washで洗う

やばいくらい出てきた…。厳冬期の上高地での行動着でも使用したし、東京でUXデザインのスポット支援していたときの通勤もポリゴン4フーディ使っていたのでかなり汚れていました。

MAMMUT GORE-TEX Quantum Stretch Pantsをオールウォッシュで洗う

MAMMUT GORE-TEX Quantum Stretch Pantsの汚れ

最後に他社製品である、MAMMUTのゴアテックスプロシェル3レイヤーのパンツをfinetrackのオールウォッシュで洗ってみます。

MAMMUT quantam stretchをオールウォッシュで洗う

ゴアテックスのようなペラペラの素材でもオールウォッシュで洗うとかなりの汚れが出てきました。これでいて撥水性能が失われていないというのは使い勝手抜群で。登山の用のウェアは風通しのよい陰干しが基本です。私は急ぎのときは浴室を乾燥モードにして半日くらい乾かし翌日の山行に使用することもあります。

登山をやるひとならば1本は持っておいた方がいい洗剤

詰め替えもあるfinetrack all wash

使用してみた結果、すべてのウェアで期待値以上の汚れを取ることができました。アウトドア用洗剤として性能が高いというのはもちろん、注目したいのはその値段。

洗濯機ですべてのウェアを入れて洗濯しても1回あたり89円。14回分で1350円(詰め替え用972円)とアウトドアウェア用洗剤としては激安です。

このくらいの経済的負担であるならば、毎回の山行の洗濯で使用することができます。

海外製品で多くのアウトドアウェア用の洗剤がありますが使い方に不安があるならば、finetrackのオールウォッシュを買えばいいという選択肢ができました。

これは日本のアウトドア業界の弱かったところがようやく補われたといっても過言でなないかと思います。

私はもうドライレイヤーからゴアテックスまで毎回バッシャバッシャと洗ってみようと思います。

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