下山後に足の指の痺れがとれない人はモートン病かもしれない

足の指の痺れがとれないモートン病

下山後に数日して筋肉痛を取れてきても足の指の痺れがとれない。それはモートン病の可能性が高いです。「痛い」という感覚なら慣れているので冷静に対応できますが、「感覚がない」というのは非常に焦りを感じます。
私は慣れたものですが、初めての人は不安になると思いますので冷静に対応してください。

下山後に足が痺れがとれない場合はすぐに整形外科へ

登山は怪我をしやすいスポーツ?です。特に下山はザックの重量が足の負担になりますので、危険な場所以外ではストックを使用することをおすすめします。北アルプスになると50kmの下山ルートもあるため、下山後に筋肉を痛めて動けなくなったりすることがあります。

私のおすすめはブラックダイアモンドのトレイルプロショックです。グリップの下に衝撃緩衝機能があり手の疲れも軽減できる上、価格も手頃です。

下山直後は足の感覚がほぼないことも多々あるのでこの時点では判断できませんが、2、3日経っても足の指の痺れがとれなかったら整形外科に受診されることをオススメします。足の痺れに関してはこのようまずこのような疑いがあります。

足の痺れの原因になるもの

  1. 糖尿病
  2. ヘルニア
  3. 坐骨神経痛
  4. モートン病

糖尿病は内科的な問題なので、登山の直後に発生したものであれば可能性は低いですがゼロではありません。可能性としてはヘルニア・坐骨神経通・モートン病の可能性の方が高いのでまずは整形外科を受診しましょう。そこで原因が特定できなかった場合は別の科に回されますので、両方の可能性を疑う場合は総合病院の方がスムーズです。

ヘルニアと坐骨神経通は重たいザックを背負って腰を動かしたのが原因で、腰の神経が圧迫されて足の痺れとしてあらわれた可能性があります。元々腰痛持ちだったり、普段デスクワークで仕事をしている人はこの可能性もあるとのことです。

そしてもう一つの可能性。私が経験したモートン病です。病気はなく怪我の一種ですが登山者がよく起こす足のトラブルだそうです。

モートン病の特徴

モートン病の特徴

足の裏の神経が圧迫されて末端である指がしびれる怪我です。足の裏を酷使するマラソン選手や登山者に多い怪我です。

足の裏の神経が別れる部分が圧迫されて2本の指が痺れるのが特徴です。どの指に症状が出るかは人によりますが、私の場合は両足の親指と人差し指の内側の感覚がなくなるという形で現れました。

痺れている指の真ん中にある部分痛めた神経を指で叩いて、痺れている部分にピリピリとしたものを感じたのでしたらおそらくはモートン病です。

夏山で超重量を背負うの人がかかりやすい

重たいザックを背負うと発症しやすい
仕事で写真を撮るので背負うザックは少なくて30kg・重くて45kgになります。それを2週間で2回ほど3泊縦走して発症しました。

それを医者に説明したところ「そりゃ痛めるわ」と言われました。硬いソールの登山靴で直接岩に足を降ろして山を下る夏山登山はモートン病の発症確率が非常に高いそうです。

私も日本の北アルプスの夏季縦走で初めて発症したので、雪山やアイゼンを使用した下山よりも夏山の方が足の裏に負担がかかるようです。

筋肉は鍛えられても神経はそうもいかないので、歩き方を工夫するか柔らかいインナーソールを使う、自分の足にあった登山靴を使用するなどので対応が基本となります。

特に靴が原因で発症する可能性が高いので、モートン病になったら登山靴が自分に合っているかを真っ先に確認しましょう。

モートン病の完治は数ヶ月かかるケースがある

モートン病は神経を痛める怪我ですので、筋肉と違い指の感覚が戻るまで時間がかかります。私の場合は完全に指の感覚が戻るまで2ヶ月ほどかかりました。

感覚がないですが指は動きますし、長時間歩かない限りは傷ついた神経が痛むということもありませんでした。

治療法は足の裏に消炎剤のシップを貼ることと、神経の回復を促すビタミンB16を摂取することです。整形外科を受診すれば処方してくれます。スポーツに強い整形外科をおすすめします。

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