登山用のウェアで最初に何を買えばいいのか?と言われたらソフトシェルと答えます。着心地がよいので普段着として使えるからです。
登山用品の敷居を高くしているのは使用用途を登山に限定してしまうからで、普段着として考えば手が出せないレベルのものではありません。大は小を兼ねるの考えでいったら服の中では飛び抜けて高機能です。
登山用ウェアをファッションとして扱うには賛否がありますが、私は基本的には賛成です。特にソフトシェルは少量の雨なら弾き、Windostopperの素材を使っているならば風を通しません。アウトドアが好きな人で普段の生活でリュックなど登山用品を使っているファッションセンスの方にはマムートのUltimate Hoody(アルティメットフーディー)をおすすめします。色々なメーカーのウェアを着ていますがソフトシェルの完成度に関してはUltimate Hoodyが1番使いやすいです。
私はネイビーとレッドの2つを使用しています。
マムートのソフトシェルの最高峰モデル
マムートからたくさんのソフトシェルが出ています。その中でアイガーと呼ばれる特殊なラインアップを除いた中での最高峰モデルという位置づけです。価格で言うと30,000円〜40,000円程度です。ハードシェルに比べ、手が出しやすい価格帯です。素材はWindStopperが採用されていて北アルプスの稜線で大活躍します。
細身のシルエットでフィット感がいい
マムート製品全般に言えることですが、細身のシルエットでフィット感がよいです。登山で岩場に引っ掛けたり動作の邪魔にならないような設計がされています。
ダブルジッパー
アウトドアで使う上着で必ずと行っていいほど重要な要素です。フィールドではレイヤリング(複数の上着を重ねて着る)ことが基本です。ベースレイヤー・ミドルレイヤー・シェルジャケットのように層(レイヤー)を作ることで空気の層をつくり保温性をコントロールします。
中にフリースを着る場合、ジッパーを閉めきってしまうと窮屈になる場合があります。その時は下のジッパーを少し開くことで快適な着心地にすることができます。
アルティメットフーディーはチンガードがついています。ジッパーを閉めた時に直接顎に当たることがないのでストレスを感じることはありません。
ベンチレーション
袖の裏側のファスナーを開けることで空気を入れて保温性をコントールできます。普段待ちで着ていて少し暑いと思ったらファスナーを開けることで通気性がよくなります。春から夏にかけてはこの機能が重宝します。
サムホール
アウトドアウェアの特有の機能です。親指を穴に通すことで袖のフィット感が出ます。フィールドではグローブをつけた指をサムホールに通すことで袖口に隙間がなくなり雪の侵入を防いでくれる機能があります。
インナーポケット
ちょっとした外出するときにスマホやマネークリップを入れることができます。山では地図や薄手のグローブを入れることができます。
春夏秋冬を問わず1年中使える
春は普段着として、夏は稜線上の風邪対策に、秋は普段着、冬はダウンの下に着ることができます。私は1年の内200日くらいはUltimate Hoodyを着て生活しています。
街着と登山の両方で使えるコストパフォーマンス
ソフトシェルは通年を通して使えるためアウトドア好きな人達に普段着におすすめできます。その中でMAMMUTのソフトシェルは細身のシルエットでありアウトドアメーカーの中では街着に転用しやすいメーカーだと思います。涸沢のような街でも違和感がないのできっと東京でも違和感がないはずです。
たまに東京に帰るとノースフェイスのやコロンビアの薄手のジャケットやパタゴニアさんのフリースを見かけますので、第三の選択肢としてソフトシェルはいいのではないかと思います。
そんなアウトドアに偏った意見ですが、それでもハードシェルを晴天の原宿や電車の中で着ている人を見るといたたまれない気持ちにはなります。
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