finetrack初の情報発信型直営店 TOKYO BASEを体験してきた

メイドインジャパンの高機能ウェアといばfinetrack。ついに東京の原宿、明治神宮近くに直営店ができました。多くのアウトドアブランドショップがあるエリアに仲間入りです。

10月28日オープンのレセプションにありがたくご招待頂いたため、遠征中のネパールから一時帰国して参加してきました。

finetrackが目指すアウトドア情報発信のベース基地「finetrack TOKYO BASE」をご紹介します。

アウトドアフィールドを意識した特徴的な外観

finetrack TOKYO BASE

finetrackといえば本気の人が着用するメーカーというイメージが強く、店舗のデザインがどのようなるのか気になっていました。キャットストリートから歩いていくと見えてくる自然を意識したブラウンカラーのfinetrackという文字。

アウトドアフィールドを意識した店舗デザイン

ゴツゴツとした巨大な岩が置いてある店。それがfinetrack TOKYO BASE。周りにはない自然を感じられるデザインですが、キレイでスッキリした印象を受けました。初心者の方や女性も気軽に立ち寄ることができそうです。

福島県の滝根石

外観で象徴的なのが福島県の採石場から持ってきた一枚岩。それをTOKYO BASEの形にあるように加工し、設置したとのこと。最初は「お店の中にあるように見えるのはリフレクションかな?」と思っていましたが、よく見ると外から窓を挟んで店舗内まで貫くようにホントに配置されてます。

岩の苔

岩に貼りつた苔を育てるのもスタッフの大事な仕事だそう。毎日に水やりは欠かせないとのことです。

5枚のガラスを組み合わせたfinetrackのロゴマーク

finetrackのロゴマーク

TOKYO BASEの外観を眺めていると一際深い青のfinetrackロゴが目に入ります。近づいてみるとなんとガラスを5枚組み合わせて作られています。これは3レイヤーが常識だった登山の常識を覆し5レイヤリングというシステムを作り上げたfinetrackの象徴する意味も含まれているそうです。

5枚のガラスを組み合わせる

5枚のガラスで深い青を表現、レイヤリングへのこだわりを感じます。陽の光によって色味の変化も楽しめるそうです。店長の平川さんのおすすめの時間帯は朝だそうです。

山に行きたくなる内観

忘筌をイメージ

お店にはいるとまず目につくのが中央の吊り棚。贅沢にスペースを使って新作のソフトシェルであるフロウラップが展示されています。これは京都の徳大寺にある孤篷庵の茶室をイメージしたもので、日本のわびさびを表現しているのだそう。

メイドインジャパンにこだわりつづけるfinetrackらしいアプローチです。

TOKYO BASEの中で森林限界を超える

店舗に岩を敷き詰める

Finetrack TOKYO BASEのすごいところはお店の中に岩を入れてしまい、その上を歩きながらウェアを見ることができる点。

岩を歩きながらウェアを選ぶ

感覚はまさに森林限界を超えたあの岩稜。つま先でグリップを確かめながら歩きたくなります。

稜線を想像させる滝根石

外から貫くように店内に配置された岩を見ると、山の形になっています。これから登る山を想像することもできますし、試着したグローブの使用感などをリアルに感じることができます。

山の話ができるコニュニケーションスペース

コニュニケーションスペース

入り口入ってすぐの場所に大きなテーブルの上にカタログが置かれたスペースがあります。ここはfinetrack TOKYO BASE内のコミュニティスペース。商品を見にくるだけでなく、山の話をしたりTOKYO BASEのが発信する情報の収集のためなどにも使えるもの。

ふらっと立ち寄ってスタッフと山談義をしたりと気軽に使ってほしいそうです。

g.O.R.iさん

早速コミュニティスペースを使用してTOKYO BASEの資料を精読するgori.meのg.O.R.iさん。

2Fはテントやシュラフも体験できる

テントやシュラフ

Finetrack TOKYO BASEの2Fへは外から階段を登りアプローチ。

カミナドーム

ショップで実物を見ることが少ないカミナドームシュラフの展示が行われています。

イベントは2Fで行われる

finetrack TOKYO BASEのコンセプトは「情報発信型のショップ」。

アウトドアアクティビティにおけるテクニックを身に着けていただけるように、
まだ知ることのない新しいフィールドに触れていただけるように、
フィールドの最前線に立つプロやコアな遊び手たちのストーリーが聞けるイベントも行います。

TOKYO BASEはfinetrack製品の全ラインナップが揃うことに加え、登山やアウトドアで役立つイベントをかなりの頻度で行います。プロジェクターがあり、30人ほど収容することができるそうです。

決定しているイベント

  1. 【10/29】冬山を安全に楽しむためのコツお教えします
  2. 【11/3】開発者 相川が語る「遊び手=創り手のモノ創り」~エバーブレスグライドができるまで~
  3. 【11/9・11/23・12/8・12/20】アクシデントに対応する安全技術
  4. 【11/24】山田琢也の「トレイルランナーのための冬の新しい遊び クロカンスキー」
  5. 【12/2】finetrackが切り拓く、新しい素材開発の世界
  6. 【12/9】 丹羽薫の「山で見る夢」(仮題)

詳細・予約はfinetrack TOKYO BASEのページまで。アウトドア系のショップは御茶ノ水近辺・原宿に集まっている事が多いため、装備の調達ついでに気軽にイベントに参加できるのはいいですね。

登山を文化として多くの人が楽しむものにする

finetrackの金山社長と平川店長

遊び手が創り手というコンセプトを崩すことなく今までやってこれたと語るfinetrackの金山社長。次のステップとして登山を文化として多くの人に楽しんでもらいたい、そのための情報発信基地としてのTOKYO BASEとおっしゃっていました。

TOKYO BASEの店長をつとめるのは、マウンテンガイド協会の協会長である平川氏。登山の知識やウェア選びに困ったら山のプロが適切にアドバイスつくる体制がしっかりと構築されています。はじめて行く山の山行相談などもできるでしょう。

気軽に立ち寄れるfinetrack TOKYO BASE

原宿は多くのアウトドアブランドが集まっているため、装備を整えたり見に行くことに向いている街です。finetrack TOKYO BASEは高頻度でイベントを開催しているため、休憩目的で立ち寄ることができます。夜からのイベントもあるため会社帰りに立ち寄るという使い方もできるという配慮を感じます。

また、今まで多くの人が感じていたであろう問題「L1からL5まですべてのラインナップが揃っているお店が見つからない」という問題も解決できます。

finetrackって実際どうなんだろうと装備をちゃんと見てみたい人、山のプロの話を聞いてみたいけれど機会がないという人には面白いお店であると感じました。

街の中にありながらアウトドアフィールドであるfinetrack TOKYO BASEのこれからに期待です。

finetrack TOKYO BASE
住所 東京都渋谷区神宮前6丁目13-8
営業時間 平日12:00~21:00
土日祝11:00~20:00
定休日 火曜日

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