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登山に大事なヘルメット。使い方と女性でも抵抗がない選び方

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登山でのヘルメット着用

登山者の命を守るヘルメット。大事なことは多くの人が理解しているのですが、実際の事故をイメージしにくいため着用率がそれほど高くないのが現状です。

初めて行く山や低山では事前に危険箇所を把握するのが難しいためかさばるヘルメットを持っていくにはどうしても億劫になってしまいがちです。

それが元で大事故につながることもありますので、改めて登山におけるヘルメットについてまとめます。

最近は業界も活発化しており女性向けのカワイイヘルメットなども出始めているので、登山者の常識としてヘルメット着用が進んでくれると嬉しいです。

なぜ登山にはヘルメットが必要なのか

車でいうシートベルトのようなものと考えてください。事故の可能性は低いけれど、それをしているかしていないかで事故時の生存確率の桁が違います。感覚値ですが女性の方が着用率が少ないように感じます。

また登山をスポーツと考えると死亡率はF1の比ではありません。北アルプスになると常に危険がつきまといます。ハシゴや岩場など手を滑らせたらほぼ100%死亡する箇所も少なくありません。

被害者が加害者になってしまうケースも

ヘルメットを使用して回避するリスクは滑落と落石です。そのうち落石はほぼ50℃以上の傾斜をのある岩場で事故が多発します。

雪解けで緩んだ岩場落ちてきたり、先行者のミスで岩を落としてしまったケースが典型例です。先行者が落とした石が頭にぶつかり激痛・脳震盪で滑落するケースがあります。その時後ろにいる登山者までも巻き込んでしまうことが考えられます。

刑事案件としてはどちらに罪があるのかはわかりませんが、ヘルメットをしてることで落石によって滑落するリスクを減らすことができます。

登山用ヘルメットとはどのようなものなの?

長時間着用してもムレがおきにくく、首の疲労も少なくなるように軽量化したものです。外側は主にABS樹脂でつくられており、中は発泡スチレンが使われていて落石などの衝撃が直接頭に響かないようになっています。

注意点は1つ。一度でも滑落・落石でダメージをおったヘルメットは使わないこと。ヘルメットは外側にシェルが割れ、中の発泡スチレンが潰れることで衝撃を逃しているため、1度でも大きな衝撃を受けると元に戻らず衝撃吸収性がなくなります。

私が使用しているヘルメット

登山でのヘルメット着用

MAMMUTの Skywalker2というモデルを現在使用しています。これを元に登山用ヘルメットとはどのようなもものかご紹介します。

通気性と軽量化

ヘルメットの所々に穴が空いており、通気性と軽量性を両立させています。勿論耐久性の基準値はクリアしているので問題ありません。

ヘルメットの裏面

頭部に触れる部分にはメッシュを貼り付けたカバーが付けられており、柔らかいかぶり心地になっています。その奥にあるのが発泡スチレン。落石時はコレが潰れることにより衝撃を吸収してくれます。

ダイヤル式のフィッティング

頭部のフィッティングはダイヤル型式で行います。かぶってからダイヤルを回すとことで頭部をホールドし、危険箇所の登攀でもグラグラとしなくなります。

固定用のベルト

顎の横で着脱するベルト部分です。肌に触れる部分にはカバーが付けられているので行動中に痛くなることはありません。

これが一般的な登山用ヘルメットの仕様です。他メーカーによってギミックが多少違ったりもしますが基本的な使い方は一緒です。登山者が快適にヘルメットを使えるように気を遣ってくれているので、山岳関係者としてはみなさんにも携行してほしく思います。

ヘルメットの選び方

基本的には登山用品店で販売されているものであるならば問題ありません。自分で選ぶならば国際山岳連盟(UIAA)の安全基準をクリアしているものが良いでしょう。MAMMUTなどの海外のメーカーは現地の安全基準であるEN12492をクリアしています。こちらもヘルメット選びの参考になるでしょう。

山荘では貸出サービスも行っている

私の地元である北アルプスの登山初心者が登りやすい山の山荘である焼岳小屋・西穂山荘・涸沢などではヘルメットの貸出を行っています。これは山岳業界がより安全な登山への取り組みに力を入れているとも取れますし、登山者の危機意識が足りなさすぎるとも言えます。ただ山荘でヘルメットを借りることを前提に登山することをお薦めはできません。

一般の登山道でも地面が岩になっている下りで転べば頭を打ち大怪我になります。危ないところで装着するだけではなく、体力の消耗を自覚したら転倒時のことを考えてヘルメットを装着するという使い方もしてほしく思います。

ヘルメットはかさばるから持っていかないのはダメ

荷物を軽量化して小さいザックで登山を楽しむ人も多いと思います。30L以下のザックで登山を楽しむ人に取ってはヘルメットをザックの中に入れるというのは抵抗があると思います。

しかし近年ようやくヘルメットをザックに外付けできるホルダーが各社から販売されるようになりました。日本では需要が多かったはずなのにこの商品ができなかった理由は、本場ヨーロッパではヘルメットを外付けするという考え方があまりないからです。常に装着かザックの中に収容するのが基本です。

ヘルメットはかっこ悪い?カワイイ女性用のヘルメットもありますよ

女性用ヘルメットravina
出典:【ravina】

北アルプスレベルならまだしも、低山でヘルメットはちょっと…と思う女性の方は多いと思います。ビジュアル的な面で気にされている方には女性用のヘルメットを作ってるravinaというメーカーを選択に入れるのもアリかもしれません。

近年アウトドア用のヘルメットを創り始めたブランドで、元は株式会社谷沢製作所という国内最大手の工業用のヘルメットを作っている企業です。メイドインジャパンの技術と、豊富なフィードバックを登山用のヘルメットに落とし込んでいます。

サイズが日本人仕様になっている

日本で人気のブランドであるMAMMUTやブラックダイアモンドなどのヘルメットはサイズの基準が欧米なんで日本人用ではありません。日本人の頭の形は横広なのでメットがキツかったり、違和感が出ることがあります。ravinaのヘルメットは日本人用にサイズをあわせてあるため、その不安は少なくないます。

180日返品OK

現在はネットからでしか注文ができないため、ユーザーの満足いく製品なのかを登山で確認してもらうために長期の返品保証期間を設けています。一度山に持っていって気にいたら購入するという気持ちで試してみることをメーカーが提案しています。

カラーをカスタマイズすることができる

カラーのカスタマイズが出来る
出典:【ravina】

女性にとっては一番うれしいサービスかもしれません。パステルカラーをメインに好きな色のパーツを組み合わせてヘルメットを発注することができます。

このように機能性は確保していながら多くの登山愛好家が抵抗なくヘルメットを購入できるようにしている取り組みは純粋に嬉しく思います。

登山にヘルメットを持っていくようにしよう

少なくともルートを確認して岩場や傾斜のキツイところがあるならばヘルメットは持っていくべきだと思います。単独での事故のみならず、もらい事故の可能性もあります。

多くの方がヘルメットを着用して山に登るようになれば新しく登山を始める人も抵抗なく低山でもヘルメットを自然にもっていくようになると思います。

事故を減らして多くの方が楽しく登山をするためにも、現在登山をしているすべての人に考えてもらいたいことです。



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