人気ホテルと旅館の宿泊予約は取れなくなるよ!それでも予約を取る方法

旅館の宿泊は取れなくなる

これからの日本の観光地の宿泊予約は取りにくくなります。理由はインバウンドと呼ばれる外国人旅行客の増加があります。人気のホテルや温泉旅館は夏の旅行の宿泊予約を春にするのでは間に合いません。

一番確実なのは4ヶ月以上前に予約することです。WEB予約ではなく電話を使うことが確実です。

観光地の旅館でノマドしている立場から、データを見ながら宿泊予約が取れなくなる原因と一番確実な宿泊予約方法を考えました。日夜働く日本の人々のオアシスである旅行で良い旅館を選べますように。

宿泊が取りづらくなる理由:外国人旅行客の増加

外国人旅行客の増加
JTB総合研究所より

訪日外国人客が増加が原因です。日本の国策として東京オリンピックに向けて外国人旅行客を増やしています。なんでも目標はフランスなんだとか。中国人の宿泊予約の前年比は平均80%を超えています。

京都や高山などのミシュランに掲載されるような観光地の外国人旅行客の増加率は5倍に至っている地域もあります。観光地に行くと「外国人増えたな〜」と思っている旅行好きな方々、これからはもっと増えます。

中国のビザが緩和されたらさらに殺到します。日本の旅行の爆買いの始まりです。中国の富裕層はお金を使う場所を求めている傾向があるので、特に高級ホテル・旅館などの宿泊予約が難しくなるでしょう。

WEBサイトの予約在庫が減る

外国人旅行客の宿泊予約はかなり前に動きます。これが国内の旅行客の宿泊予約を圧迫するのが原因です。

大手の旅館ほど宿泊予約の在庫を一括管理しています。じゃらん・楽天・JTB・一休のどこかで1つ予約が入ると、すべての予約サイトで在庫が1つ減ります。

そこにBooking.comという外国人御用達の宿泊予約システム。
ホテル・旅館は外国人旅行客の受け入れ体制を整えるために、ほぼ確実にBooking.comを使用します。

それがこの在庫連動システムに組み込まれているので、今度は国内在庫が減ります。

つまりWEBからは予約できる可能性は減ります。

宿泊施設が外国人客の取り込みに積極的な理由

国策で外国人観光客の取り組みを進めているので、外国人客の受け入れ強化をする施設には補助金が出るものもあります。

ホテルや旅館の視点からだと閑散期の空き室を埋めることができるからです。

特に観光地になるとシーズンのオンとオフの差が激しく、客足が遠のく冬が中国の旧正月と重なり宿泊客が見込めるからです。同じ宿泊料金が取れるのであれば閑散期にも着てくれる外国人観光客に比重が寄るのは必然です。

それが日本人観光客の満足度にどう影響するのかはまだ未知数です。

電話予約が一番確実

実はほとんどのホテルや旅館はWEB予約とは別に電話専用の在庫を持っています。電話予約から予約が一番利益が出ること、実際に予約の問合わせが多いことからWEBの在庫とは連動させないケースが多いからです。

また万が一予約システムの不具合で宿泊のダブルブッキングしてしまったときのために何部屋かは空けておきます。このためWEB予約がすべて満室だった場合でも電話すると空き室が見つかることがあります。

宿泊日直前は予約が取りやすくなる

外国人旅行客がよく使うBooking.com。業界ではものすごいキャンセル率で有名です。ホテル関係者もそういうものだと受け止めて使っているので、3週間前くらいにWEB予約が復活するパターンが増えるでしょう。

Booking.comのキャンセル処理をWEB予約に反映させないこともあるので、やはり電話予約が有利です。

一番安く泊まるには余裕をもったWEB予約

おすすめは半年前からのWEB予約。宿も早めに宿泊日を決めてもらえると嬉しいので、90日前割などの普通よりも安く泊まれるプランを用意しているケースが多いです。。

宿泊予約を取るには

  1. 今までよりも早めに予約すること
  2. WEB予約の在庫がない場合は電話
  3. 定期的に電話してキャンセルがないか確認する

これからは確実に宿泊予約は取りづらくなります。良い旅館・ホテルに泊まりたい方は旅行のスケジュールを早めに決めるようにしましょう。

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