登山に行く前に確認必須。ジェットボイルのガス缶が不良品なこともある

登山でテント泊や縦走をするときストーブは必須です。食事を楽しむだけではなく体温を維持するためのお湯を作ったり、暖房代わりに使用することもできます。

山岳写真のために山に入る私は少しでも軽量化したいためアルファ米などのドライフーズを多く持っていくため必須アイテムと言えます。

逆を言えばストーブが壊れると何もできないということ。私もそれを恐れてジェットボイルプリムスのP153という2つのストーブを傾向して万が一の時の自体に備えています。

しかし盲点なのが消耗品であるガスにも不良品があるということ。最近これで少し痛い目を見ました。

ガスを買ったら装着して着火確認は必須です。

登山用ストーブのガスの不良品

YouTubeの動画を見ていただければ分かる通り、ガスの装着口からガスが吹き出てしまっています。この状態で着火したら爆発します。

症状がわかりやすいようにイワタニプリムスのP153を使用していますが、純正のジェットボイルのガス+ジェットボイル本体の組み合わせでも同じ現象が起こります。

検証としてイワタニプリムスやEPIのガスも使用しましたが、P153・ジェットボイル両方を装着してもガス漏れは起こさす普通に着火することができます。

よって完全な不良品のガスを購入してしまったことが判明しました。

ストーブとガスはメーカーを揃えての使用が推奨されている

海外での登山が多く飛行機を多用するためガスを持ち運ぶことができない経験が多い私は現地で調達できるガスを購入しメーカーを揃えることを期待できませんでした。(ガスは飛行機に持ち込めない)。

その考えが浸透仕切っていたため日本に帰ってきて無自覚でそれを行っていたらメーカーの中の人から「ストーブとガスのメーカーは揃えてください」とお叱りを受けました。

ガスの口の規格は同じ

ガスと本体の装着口の規格は統一されていて、どのメーカーにどのガスを使っても使用することはできます。しかしジェットボイルに最適化したガスの噴出量や混合比になっているとのことで正式な使い方をして欲しいとのこと。

至極もっともな意見で大いに反省し、ジェットボイルにはジェットボイルの、イワタニにはイワタニのガスを使うようにしました。

そして見舞われたのがジェットボイルのガス缶が使い物にならないというトラブルです。

ガスとストーブの取付口の不良

登山用ガスの規格

取り付け口に強い衝撃を与えると軸がズレてガスとストーブが垂直に刺さらなくなりガスが漏れてしまうことがあるそうです。

イワタニプリムス、SOTO、EPIでこのようなトラブルを起こしたことがなく、ガスを購入したらすぐにジェットボイルの中に収納していたので今までそういうトラブルに見舞われたことがありませんでした。

ジェットボイル以外のストーブを使用するときはガスに蓋を付けて雑にザックに収納していましたがそれでもこのようなガス漏れを起こしたことはありません。

数百本のガスを使ってきてはじめてのトラブルです。ちなみにジェットボイルのガスを買ったのもはじめてです。

不良品はあってはならないことは前提ですが、山に持っていく前に確認しなかった私も悪い。今回はいい反省になりました…と済ませたいのですがここからが本題。

購入したジェットボイルすべてが不良品であったということ。

ジェットボイルのガスの不良品率が高いのか

mont-bellが販売するジェットボイルのガス

そもそもガスの不良品自体はじめてなのですが、2つ買ったガスの両方が不良品という最悪な自体。

ジェットボイルはmont-bellが日本での販売の代理店をしています。ガスの表記には輸入販売元モンベル、充填元に韓国製と書かれています。生産の内情は知りませんが少なくとも日本での販売の品質管理がなっていないという心象です。しかも購入したのは販売元であるモンベルショップです。

1個だけの不良品なら運が悪かったことに加えて私の確認不足ということで納得できますが、購入したガスすべてが不良品だったとなると話が違ってきます。

安全を最重要視しなければいけない登山用品でこれはちょっとあり得ない、ぶっちゃけるとふざけるなよということです。

テント泊でガスが使えないことによるリスク

夏山でも3000mを超える山だと夜は防寒具が必要になるほど冷え込みます。山岳写真を撮る人はその状況で稜線での撮影を続けるため身体が冷えます。それでいて運動量がないため防寒具を着込んでも徐々に体温が奪われていく。

そのため熱湯を定期摂取して体温を維持します。

いつも保温力に優れた山専ボトルに熱湯を入れて持ち歩いているためその日の撮影は問題ありませんでしたが、問題が発覚したのが深夜にテント場に帰ってきてからの食事。動画の通りジェットボイルをガスに差し込んだらプシューと漏れ出す。そして身体は冷え切っている。

その中で冷え切った水を使いドライフードで食事を撮るのはどんな大量不良を引き起こすのか分からないので当然できません。よってその日は食事なしで寝てしまいました。

EPIのガス缶

気温が高くなってから乾麺やアルファ米をガリガリ食べながら水を飲むしかないかなと思いましたが、翌日近くの山荘でEPIのガスが売っていたので下山しなくても良かったのがせめてもの救いです。ありがとうEPIさん。

これが冬だったらマグカップに水を入れて下からライターで温めるという大変な作業になっていました。

熱湯を作ったり暖房代わりにストーブが使えなくなるという点でガス缶が使えないと不便どころか危険。特に山で写真を撮る人は気をつけたい。

ガス缶を買ったらまず確認しよう

ストーブを使うことを前提に山行し、現場でガスが使えないことにが発覚すると焦りますのでガスを購入したらすぐに確認を取るべきだという教訓になりました。

それとは別にジェットボイル純正ガスとmont-bellにたいしての不信感が尽きません。ジェットボイルには専用のガスを使ってくださいとアナウンスしておきながら買ったガス全部不良品だったので私がよく行くモンベルショップではガスは買わない方がいいのかもしれませんね。レシートはもうないので返品もできなさそうです。

勉強になったという収穫が半分、mont-bellに残念な気分になったのが半分というお話でした。

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