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一眼レフユーザーがレンズ沼にハマる恐怖のパターン

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レンズ沼に陥るパターン

「レンズ沼」一眼レフを使用しているユーザーなら誰もが聞いたことがある単語です。カメラに興味ない人や熱が覚めた人から見ると滑稽に見えるかもしれませんが、いざハマるとぬけ出すのには相当な胆力が必要です。

新車が数台買えてしまうくらいレンズを買ってきた立場としては「アレは必要な経験だった」と強がるしかありません。そうあれは必要だったのだメイビー。

私を含め周りのフォトグラファーも似たような経験をしており、沼にハマるには一定のロジックがあります。それはこちら

レンズ沼の悪循環

どこかでよく見るような図ですが、レンズ沼も同じです。レンズ沼に入るか入らないかは皆さん次第です。

なぜ一眼レフの交換レンズを買うのか

なぜ一眼レフのレンズを買うのか

一眼レフを買う人は今よりもよい写真を撮りたいという気持ちがあります。最近の若い人だとスマホやコンデジに限界を感じたとも言えるかもしれません。

その問題を解決するのが一眼レフのボディでありレンズです。
重要なのはここ、一眼レフを買うことで【問題→解決】というプロセスこなしている点です。

一眼レフを買ってしばらくはその画質の良さや操作性に感動して満足するでしょう。そこで満足出来た人は幸せです。大変になるのはより高画質・表現力を求め始めはじめること。

表現力においてボディの性能はエントリーモデルからフラッグシップまで大差がありません。レンズに比重がよります。高画質・表現力を上げることが問題だとすると、それを安易に解決するのがレンズです。

レンズの難しいところはカタログスペックでは撮れる写真がわからず、使ったことがない画角も想像することができないことです。自分で使ってみるまで自分が求めているレンズかどうかを確かめることができません。

自分探しとも言えるこの領域に踏み込むことを「レンズ沼」といいます。

レンズは無駄にならないという肯定感

ボディは消耗品、レンズは資産

「ボディは消耗品、レンズは資産」という言葉があります。デジタル一眼レフはフラッグシップのボディであっても5年もすればオモチャ同然のスペックになるほど高性能化の速度が早い市場です。

対してレンズは昔から殆ど設計が変わらず、20年前のレンズであっても現役で使える物があります。最近はどのメーカーも新レンズの再設計を行っています。Nikonでいうとナノクリスタルコートのレンズ、キャノンだと赤のラインが入っているLレンズです。

これらの新設計レンズは一気にスペックが跳ね上がるようなことはないので「欲しい時が買い時」です。ボディのように新モデルの発表を待つ必要がありません。

レンズはフォトグラファーにとっては持ってくことに損はないお金みたいなものです。中古でもそれなりの価格で売ることができるのも購入の敷居を低くしている要因のひとつです。

一眼レフの勉強という甘言

写真の勉強のためにレンズを買う

  • 「この画角のレンズが必要だ」
  • 「ズームレンズだと足で被写体との距離を取る意識がなくなる」
  • 「単焦点レンズで画角と距離の感覚をつかむ」
  • 「超望遠でピントのシビアさとシャッタースピードを学ぶ」

いくらでも理由を作ることができます。今ある問題をレンズで解決しようとするとこの泥沼にハマります。ようこそレンズ沼へ。

数本レンズを購入してみても自分の思うような写真が撮れないとき、使ったことがない画角、明るいレンズを買うことで「何かが変わるかもしれない」という希望を抱きます。

私の周りでは真面目に写真の勉強をしている人・行き詰まっている人が、技術の引き出しを増やそうとしてどんどんレンズを買う傾向がありました。自己投資という欺瞞で給料の大半をレンズにつぎ込んで試行錯誤を繰り返す。自分の行動を省みると完全にヒロイズムに酔ってます。

「生活費削ってまで金貯めてレンズ買う俺勤勉!かっけー!」状態です。そしてレンズを買えば「これですごい写真が…デュフフ」という気持ち悪いテンションになります。この繰り返しです。

冷静に考えればレンズを変えれば上手くなるわけでもないし、特定のレンズでなければ撮れない写真というもの数少ないのが現実です。頭ではわかっていてもレンズを変えることで表現が変わる事実から期待度は高くなります。この状態で他人のアドバイスによって「勉強」から抜け出すのは難しいです。少なくとも私は無理でした。

カメラメーカーによる巧妙なレンズ沼への誘い

一眼レフ初心者をレンズ沼に引き入れるべくカメラメーカーもこぞって戦略を組み立てています。低価格で高画質でF値の低い明るいレンズを1本買わせればレンズ沼に入るだろうという邪でアダルトな空気を感じます。

50mm F1.8 / 35mm F2という撒き餌レンズの存在

レンズ沼の入り口50mm F1.8と35mm D2

CanonにはEF50mm F1.8 STMというレンズ沼への案内人がいます。作りや質感は価格相応のレンズですが、高画質の一点突破で低価格にしている分かりやすいレンズです。

F1.8の明るい開放F値+単焦点レンズはキットレンズとは別次元の描写力です。これが15,000円を切ってるわけですから、一眼レフの経験値が高い人ほどその安さがわかると思います。

キヤノンには価格面では劣りますがNikonにもAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gという2万円台で変える撒き餌レンズがあります。こちらは価格相応の質感や作り込みがあります。

一眼レフ経験者に2本目のレンズを聞いた場合真っ先に上がるのが50mm F1.8か35mm F2です。そのくらい使い勝手がよく安価で高画質です。どうあがいてもレンズ沼です。

一度これらのレンズを手にしてしまうと「10万以上のレンズはどんなレベルなんだ…」のような今まで考えなかったような素朴な浮かび上がります。そうして小物やフィギュアが好きな人はマクロレンズ、風景が好きな人は広角レンズ、鳥を撮る人は望遠レンズといった選択肢が増えていきます。

自分はこの画角、被写体を良く撮るからこの分野だけは良いレンズを買おう!という具合です。

シグマやタムロンといったサードパーティ製のレンズはメーカー純正レンズに比べて同性能のものが3割-5割ほど安く購入できますので、そちらに手を出してレンズ沼にハマる人も多数います。

交換レンズの相対評価が始まり収集がつかなくなる

高価なレンズが欲しくなる

レンズを数本買うと性能を相対評価できるようになります。例えば、「50mm F1.8よりもっとボケさせたい、だから50mm F1.4」といった評価です。

このような経験値が溜まってくると、購入候補のレンズはすべて自分の所持しているレンズよりも高価なものになります。

レンズを購入することで問題は解決することも多いですが、レンズとレンズとを相対評価をすることで新たに問題が発生します。それをレンズを買うことで解決するロジックがぐるぐると回り始めます。

このサイクルを止めないと、28-300mm F3.5-5.6→300mm F4→300mm F2.8のように行き着くところまで行ってしまいます。

「高価なものを買うとそれ以下を買う選択肢がなくなる」
一眼レフのボディやレンズを買うときはこれを前提に考えてください。

大きさや重さの相性はあれど、操作性や性能は価格に比例します。一度良いものを使うと、同じものを再度買うときに以前のもの以下を買うことはできなくなります。これは日常生活でもあることですね。

レンズ沼にハマったら

私の経験では一度レンズ沼に入ったら一通りレンズを揃えるか、財力がなくなって購入意欲が収まるかのどちらかしかありませんでした。

レンズを一通り揃えて沼からぬけ出すときのきっかけは様々です。理想のレンズに出会う人もいれば、問題はレンズではなかったと気づく人もいます。

写真撮影の問題で解決策をレンズに求めると泥沼になる可能性が高いので、レンズを購入前に一度立ち止まって考えてみるのもよいかもしれません。

ライティングの勉強をしていなかったらチャンス

スピードライト2本

既に10万円以上のレンズを数多く購入して未だにレンズへの購買意欲が収まらない。でもライティングは勉強したことがない人。これはチャンスです。
スピードライト1本買うだけで撮影の幅が広がりますし、純粋な画質においてはフラッグシップレンズを使ってもライティングが完璧な状態で使ったキットレンズに勝てないこともあります。

リモート発光のためにスピードライトを2本購入したとしても10万円以下に収まるので、高画質で理想の写真をためにレンズに投資している人はライティングに目を向けてみるとライティングテクニックと高画質の2つが手にはいります。勉強することがたくさんあるので、その間にレンズ沼から抜け出せる可能性が高いです。

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