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どんなものでもキレイに撮れるブツ撮りライティングテンプレート

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ブツ撮りライティング

最近はストロボや撮影機材が安価で手に入りやすくなり、ブログで商品紹介をしたり自営業の会社やお店での商品撮影を自分で行う人も増えてきました。

ストロボを使ってライティングすればそれなりにいい写真が撮れるのですが汎用性がないため、撮影する被写体によってストロボの位置を変えたり光量を変更したりして、最終的に何が良いライティングだったのかわからなくなってしまう人も多いと思います。

そこで、どんなものでも80点が撮れる「すべての物がいい感じに撮れてしまう」ライティングテンプレートをご紹介します。ストロボでよくやるライティングを家庭でも扱えるようにアレンジしたものです。

私がブログで紹介する商品などは基本的にこのライティングを使用し、あとは商品ごとにアレンジをしています。

このライティングを使うとブログ用途であればレタッチすら不要です。そこで今回の画像は手持ち撮影したRAWをそのまま書き出した画像でご紹介します。JPEG撮って出しよりも悪い条件です。

ライティングの組み方

ブツ撮りライティング

使用するストロボは2つ。私はモノブロックストロボを使用していますがスピードライトのリモートでも可能です。ただアンブレラは使用した方がキレイなライティングになります。

図だけを見ると複雑なライティングに見えるので大事なポイントを4つ解説していきます。

柔らかい光を作り出す

硬質の光を作ることは実は簡単。直射すればいいからです。しかしコンセプトなしに直射をするとコントラストが強すぎて影も大きく出るので汎用性がありません。逆に柔らかい光は自然なトーンを作ることできるのですが作り出すのが難しい。

特に自宅の狭い部屋でのライティングだとアンブレラにディフューザーをつけての直射が精一杯という人も多いと思います。

そこで使うテクニックが白の背景紙に光を当ててバウンスさせる方法。

アンブレラ>ディフューザー>背景紙によるバウンスの3段階を経ることで柔らかく扱いやすい光を作ります。

強い光は正面から当てない

一番強い光は正面から当てないのが汎用性のあるライティング。正面からの光は凹凸感で作られるシャドウが出なくなるため被写体の質感が表現できなくなります。

メイン光は背景、サブはフィルインライト

メインのライト背景紙に光を当てます。その半分の出力の光でフィルインライン(天井からの光)を設定します。コツはフィルインライトも背景紙の方面に傾けてバウンス光を作ることと、アンブレラから漏れ出した光が被写体の上部に当たるくらいの位置をつくること。

フィルインを背景紙の方面に傾けすぎると正面の光が足りなくなり残念な写真になります。

正面に光はレフ板で作る

背景と天井からの2灯なので正面からの光が足りません。それをレフ板を使用することで背景紙でバウンスされた光がさらにバウンスされて正面に当たるためディテールがキレイに出る光になります。硬質な光にしたい場合はレフ板ではなく手鏡を使うやり方もあります。

この4つが何を撮影してもいい感じに撮れてしまうライティングです

透過するものを撮影する

ビールの撮影

若干瓶にストロボや部屋の映り込みが入っていますが、これを全部消すとなるとすっごくめんどくさいので商用の写真でなければやる必要はないかなと思います。必要ならレタッチで消してしまうのが手っ取り早いです。

正面からの光もレフで十分稼げていますし、バウスンスを繰り返した光なので影の出方がすごく柔らかになっています。

時計を撮影する

時計撮影のライティング

液晶の画面の方面にレフ板を置いています。金属のベゼルにもイヤな光沢感は出ていませんしいい感じです。

液晶画面の撮影

ただ液晶画面には目がいかないのが気になるところ。これよりも液晶が面を明るくするにはボタンを押して光らせてからシャッターを切る必要があります。少しめんどくさいですがそのだけの作業なので、ブログに載せる程度の数枚の手間ならライティングを再設定するよりこちらの方が楽です。

お菓子を撮影する

パイ菓子を撮影する

雑誌なんかで見るテーブルフォトなんかでも使えます。料理の写真をキレイに撮りたい人にもオススメのライティングですな。改めましてこの記事で使用しちえる写真はすべてノーレタッチです。

ディテールもちゃんと出る

商品説明に向いているライティング

かっこいい、かわいいなどの演出をするライティングではありませんが商品の特長やディテールなどを見た目に近い形で撮影することができます。よってカタログを作ったり、ブログで商品レビューするのには最適なライティングです。

ミラーレス一眼のボディを撮影する

カメラを撮影する

FUJIFILMのX-H1をこのブツ撮りライティングテンプレートを使用して撮影してみました。キッチリ撮れていますね。

FUJIFILM X-H1

全体的にいい感じに撮れています。がこのライティングシステムの唯一の欠点が光が周りすぎてしまうこと。

ほとんどのものはそれが良い作用になるのですが、金属モノに関してはテカらせたくない部分のコントロールをすることが難しくなります。

ここと詰めていくライティングになると、背景紙にバウンスさせることなくスポットライトなどを使用して3台以上の多灯ライティングになります。当然それは汎用性皆無です。

ブツ撮りライティングに必要な機材

ストロボ / スピードライト

ストロボかスピードライト

基本的にストロボの種類は問いません。私はコメットのモノブロックストロボを使用していますがクリップオンのスピードライトによりリモート発光でも十分対応できます。

ガイドナンバーが40もあれば絞りもF10以上使うことができますので被写界深度も十分稼ぐことができます。撮影頻度が多い人は無線化すると作業がスムーズです。

スタンド

スタンド

次にストロボを取り付けるスタンドが必要です。スピードライトなら付属しているプレートに乗せて三脚に設置することができますがアンブレラの設置が大変なので、一般的なストロボスタンドに、スピードライトとアンブレラを取り付けるホルダーを使用するほうが運用が楽になります。

モノブロックストロボには本体にアンブレラホルダーがついているものが多いので、専用ホルダーを必要としない物が多いです。

アンブレラ

アンブレラ

兎にも角にも拡散光を作って柔らかい光を作る必要があります。そのために持っておきたいのがアンブレラ。これにストロボの光を反射させるだけで扱いやすい光になります。

反射した光をさらに柔らかくするためにディフューザーと組み合わせて使用します。

ライティングテンプレートを作って撮影の効率化

ライティングに慣れないうちは適当にストロボをいじっていい感じに撮れた写真を採用するというワークフローになりがちです。

経験値を稼ぐという意味では最適な勉強方法ではありますが、スタジオ経験や参考書籍となるものがないと何が正しいのかわからなくなってきます。

なのでストロボライティングでのブツ撮りを始める方は最初に型となるライティングのテンプレートを持つことをおすすめします。時間がないとき、思うような写真が撮れないときの救済手段として機能します。

定常光の撮影は楽ですが、大光量のストロボを扱えるようになると撮影の幅が広がりますのでブツ撮りをこれからやりたい人はスピードライトやモノブロックストロボを導入してみてはいかがでしょうか。

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ライティングテンプレート

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