一眼レフやミラーレスで撮影した写真をLightroomでレタッチしている方は多いと思います。その後のSNSへのアップロードに苦労していませんか?
TwitterやFacebookはPCから画像を投稿できますが、InstagramやVeroはスマホからの投稿が基本になっており、すべての機能を使おうとするとスマホ内のカメラロールから投稿しなければなりません。
Dropboxなどのクラウドストレージに画像を保存してからカメラロールに保存するやり方もありますが、いちいちJPEGに書き出してクラウドにアップしてからスマホの中に保存するという作業が必要で効率がよくありません。
そんな悩みはLightroomがすべて解決してくれます。月額/年額のプランに加入している人限定の機能ですのでご注意ください。
Lightroomでレタッチした写真をSNSにアップしたい
FacebookやTwitterはブラウザから投稿できますが、その他のSNSはスマホから投稿することが前提になっています。最近写真愛好家の中で流行りだしているVEROなんかはPCから投稿できませんね。
PCでレタッチした画像をすべてのSNSで運用しようとすると障害になるのがPCからスマホに画像を取り込む作業です。
PCからスマホへ画像を転送する作業は手間
PCからスマホに写真データを移すのがすごく大変で多くの人が最適解を探しています。Dropboxだったり、Evernoteだったり、Googleフォトだったり…。
Lightroomでレタッチした画像をいかに速やかにカメラロールに保存してすべてのSNSで使えるようにするかだけを考えると、なんと純正のソフトを使うのが一番楽という着地をしました。むしろLightroomが一番使いやすい(2018年現在)。
PCのLightroomClassicでレタッチをし、それをスマホのLightroom CCに同期させる。それだけでスマホの中にレタッチした写真を速やかに保存することができ、SNSへのアップロードが楽になります。
Lightroom ClassicとLightroom mobileの連携
まずはスマートフォンにLightroom CCをインストールし、Adobeアカウントにログインします。スマホアプリ側の設定はこれだけです。
次にPC側のLightroom Classicを立ち上げて左上の自分のアカウト名をクリックして「Lightroom CCとの同期」をオンにします。
スマホと同期させたい写真をコレクションに追加する
Lightroomの左側の欄の「コレクション」を作ります。ここにスマホの中に入れたい画像を追加していきます。例えば私は不定期連載しているミッドナイト・ヌコは管理しているたくさんのネコ画像がらSNSに公開しているものをピックアップしてこの中に入れています。
管理している元フォルダから画像が移動することはありませんので、気に入った画像を気軽にドラッグ・アンド・ドロップで追加していきましょう。
クイックコレクションのコレクション名の横にLightroom CCとの同期ボタンがあります。ここをチェックすることでスマホとの同期が始まります。
スマホアプリのLightroom CCで同期を確認する

PC側のLightroom Classicでスマートコレクションを同期させておくと、スマホのLightroomに自動が画像が追加されていきます。縦横の画像は自動認識でレイアウトされていきRAW画像にはマークがつきます。
最近私が不定期にTwitterで投稿しているミッドナイト・ヌコはLightroom CCとの連携の実験の場も兼ねてこちらのワークフローで管理しています。
画像はLightroom専用のクラウドストレージに保存される

同期するデータはAdobeのクラウドストレージに保存されますのでスマホの容量を圧迫することはありません。注意点は初期設定だと電話回線を使用してデータを同期してしまうためパケット量に不安がある人は【携帯電話データを使用】をオフにしておいた方が安全です。
クラウドストレージ容量はプランによって異なる
Adobe製品を写真管理とレタッチでしか使用しないという方は月額980円のフォトプランでPhotoshop・Lightroom・100GBストレージを使用することができます。
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cq11080041.html
スマホやタブレットと連携して大量のRAW画像を扱う場合は1TBのストレージが着くLightroom CCプランがあります。
https://www.adobe.com/jp/creativecloud/photography.html
私はすべてのAdobe製品が使用できる月額4980円のコンプリートプランなので100GBのストレージになります。
スマホとPCの両方でレタッチ情報を同期できる
Lightroomを使ってスマホと同期するメリットはPCとスマホどちらからもレタッチができ双方で同期し合うことができることにつきます。
PCのコレクションに入れたRAW画像をスマートフォンのLightroomで確認するとすでにレタッチされたプレビューが表示されます。
それをスマートフォンアプリのLightroom CCで編集をすると、即座にPC側のLightroom Classicのパラメーターに反映されます。
このようにレタッチ作業を共有することができます。つまりJPEGに書き出して共有する必要がなくコレクションを同期させてPCでレタッチ作業をするだけで、SNSでシェアしたい画像が勝手にスマホのLightroomの中に出来上がってるというわけです。
同期したRAW画像をスマホ内で書き出す
RAW画像を同期させたら後はカメラロールに入れたい画像を選んで書き出すだけです。

同期したコレクションの画像から書き出しアイコンをタップしてカメラロールに保存を選択(iPhone)

サイズを選ぶことができます。書き出したJPEG画像はスマホのローカルストレージに保存されますので原寸サイズだと容量を圧迫する可能性があります。SNSでのシェアが目的なら「小」サイズで十分かと思います。

スマホ版Lightroom上で書き出したJPEGファイルの容量や空きストレージ容量などを確認することができます。
Lightroomを使用している人はスマホへの連携もしてしまおう
スマホアプリのLightroom CCがレタッチ作業しづらいということもあり、PCのLightroomのみを使用している人も多くいると思います。私も使っていません(‘A`)
そんな人でも同期機能だけは使って損なない機能。レタッチした写真をスマホのカメラロールに取り込む作業がとても捗りますし、あまり使用することのないAdobeCloudストレージの有効活用にもなります。
毎回レタッチした画像をスマートフォンに取り込む作業に苦労している人は導入してみてはいかがでしょうか。
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