Luminar4の発売に合わせてAI搭載の高機能レタッチソフトLuminar3をおさらいしてみよう

写真レタッチのソフトウェアといえばAdobe Lightroomが有名ですが最近になって頭角を表してきたのがSkylumのLuminar。AIを搭載して理想的な写真を自動で創ったり加工フィルターなどを搭載したレタッチソフトです。

積極的に写真の色を変えていけるのでクラシカルな作業のLightroomとは対照的です。

11月18日に新たな機能を搭載したLuminar4が発売されるので、それに合わせて現行のLuminar3はどういうことができるのかをご紹介します。

ちなみに現在Luminar4のテストに参加しているので後日新機能紹介の記事も書きます。

AIを使った自動レタッチ機能

AIによる自動補正機能

LuminarにはAIによって最適な写真に仕上げる機能があります。これが最大のウリと言っていいでしょう。

現行のLuminar3だと、数十ものパラメーターを一気に変更して最適な写真を創るAccent AI 2.0と、空のみを抽出して演出するAIスカイエンハンサーが搭載されています。

11月18日に発売される最新のLuminar4では空の色を置き換えたり、肌やテクスチャを認識する機能が追加されます。

Accent AI 2.0

Accent AI 2.0

山岳写真でも難しい霞がかったシーンに適応させてみました。

全体的にコントラストが高まり、かすみも除去され岩肌のディテールが出ています。

このようなAIフィルターも0〜100と適応量をコントロールできるので違和感がない範囲で適応してからレタッチを行えば高速で仕上げるられるシーンも多くありそうです。

AIスカイエンハンサー

AIスカイハンサー

空を自動で判別して白飛びしている色をを蘇られたりすることができるパラメーターです。

適応するとたしかに山肌には影響が少なく空だけを深くすることができています。稜線からの撮影は空の領域を大きく撮ることができるので活躍することが多そうなフィルターです。

AIフィルターだけで写真をレタッチする

Accent AI 2.0とスカイエンハンスの2つを最大適応させるとこのような写真になります。なんというか…すごい写真になりますね。

彩度が高くコントラストも強くなりますが破綻がないように白飛びを抑えて黒つぶれもさせない。その中で階調を作っていくような方向性であるように見えます。

レタッチ前

豊富なプリセットLuminar Looks

Looks

Luminarの楽しいところはSkylumチームやパートナーが作ったプリセットが標準でたくさん搭載されているところ。

雰囲気に合うものを選ぶだけでも写真がガラっと変わりますし、写真家がどのようにパラメーターを作っているのかを知ることができます。

Autumn Colors

例えば秋の色を出したいのであればAutumn Colorsを選ぶだけでこのように色が変化します。

Autumn Colors2

同じくAutumn Colorsですが単純に暖色系に色を降るだけではなく深い色になるように作られているのがわかります。

このプリセットをベースにフィルターを追加して露出やコントラストなどを微調整していくことができます。

Mystic

こちらはMysticのLOOKS。コントラストや明瞭度が下がって柔らかい雰囲気になっています。

Remarkable

続いてRemarkable。色味やシャープネス、色温度などが変化しています。

Aethereal

Aethereal。ソフトフォーカスが入り淡い印象に変わります。

このようなLooksが70種ほど搭載されています。自分で作った色をLooksとして保存もできますしLuminarのマーケットプレイスから写真家が作ったものを購入することもできます。

写真を加工するクリエイティブフィルター

Luminarの加工フィルター

Luminarのオリジナリティ溢れる機能といえば写真を加工するクリエイティブフィルター。合成と言ってもいいのかもしれません。

その代表的なのが太陽による光芒を作るフィルター。すごいことに写真の中から陰影や重なりなどを計算して自動で適切な光になるように調整してくれます。

太陽光の追加

加工フィルターの数値を変更しながら太陽の位置や強さなどを創っていくことができます。

霧・ゴールデンアワー・粒子などのクリエイティブフィルターが多数搭載されているので、積極的に写真を加工したい人にとっては魅力的な機能です。

レタッチソフトとしての管理機能

SkylumのLuminar3はAIによる自動補正やプリセット、加工フィルターが特徴的であるため写真を創るというイメージが強いですがスタンダードな写真レタッチソフトとしてはどうなのかは気になるところです。

ファイルは自動で同期される

ルミナーのファイル管理

Luminarのファイル管理システムは至ってシンプルです。「指定したフォルダと自動同期」です。

最初に写真を格納するフォルダを指定し、そこに写真のファイルを入れるだけで自動で同期されてLuminarの中で作業ができるようになります。特にアプリケーション側で読み込むと言った作業はありません。

ただLightroomの用に比べてRAW画像の表示は遅い傾向にあり、適応するLooksの一覧を出したり拡大縮小を行うと動作がもたつくことがあるので大量の写真をサクサク作業するというのであれば注意が必要です。

ファイルのソートやフィルタリング機能は少ない

Luminarのソート機能

Luminarのファイルのソート機能は少なく、Lightroomにあるようなカメラやレンズによるフィルタリングといったことはできません。至ってシンプルな機能のみになります。

この当たりをみてもプロジェクトとして何十万枚も管理するLightroomの思想とは違うことがわかります。どちらかというと選別した写真を管理して1枚1枚丁寧に仕上げたい人向けなシステムです。

豊富な写真編集用パラメーター

Luminarの基本編集

Luminar3の基礎編集パラメーターはAdobe Lightroomと似ているのですぐに操作に慣れることができます。「LightroomでできることはLuminarでできる」と思っても大丈夫なくらいです。

そして編集のパラメーターはLightroomよりも圧倒的に多いので細かい修正を入れるならLuminarの方が作業は快適です。

少し特徴的なのは自分の作業に必要なワークスペースを選択してから作業に当たるところ。例えばAIを使って簡易修正ならば「スピーディー」を選択します。そうするとAIと彩度と明瞭度の項目しか表示されません。「プロフェッショナル」を選択するとたくさんの項目が表示されて細かいレタッチができるようになります。

その上で足りない項目を「フィルターの追加」でサイドバーに追加して編集環境を作っていくというスタイルです。サイドバーに表示されている項目が不要であれば消すこともでき、その際は設定したその項目のパラメーターは破棄されます。

新たな表現を可能にした新世代の写真編集ソフト

多機能で全部は紹介しきれないため特徴的なところをまとめてみました。一通り使って見て感じたのは自動処理や加工の精度が高くLuminarを使うと新しい表現が可能であるということです。

露出やコントラストと言った基礎的なレタッチも可能ですので大量の枚数を管理しないのであればLightroomの代替としても申し分ない機能性です。

AIによる写真編集の提案や、加工フィルターによって光をあとから足す事ができる機能などは写真が新しい時代に入ったのだと感じます。

写真論に関しては色々ありますが大前提として楽しいものであるべきで、そのためならどんどん色を変更して加工するべきだと思っています。ただルールが有る場所では逸脱しないように気をつける、そういった選択肢が増えたということで新時代の編集ソフトだという評価になりました。

11月18日に新たな機能を拡張したLuminar4が発売されますので、それまではLuminar3のトライアルを使ってみてはいかがでしょうか。

Skylum Luminar3

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