Manfrottoの背景サポートシステム1314JBを導入して快適なブツ撮り環境を作った

Manfrotto 1314JB

撮影機材でもっともコストパフォーマンスが良いと思っているのがストロボです。ライティングができるようになると表現の幅が格段に広がります。

私はボディやレンズに投資するよりもスピードライトを購入して光の扱い方に慣れるほうが写真の上達が早いと思っています。

ストロボ・スピードライトを使えるようになると自宅の狭いスペースでも商品撮影ができるようになり、ブログやSNSに載せる写真の質も格段に良くなります。

また自営業でECサイトやオークションなどをやっている人にも心強い見方になるでしょう。

そこで多くの人が悩むのが背景システム。

小さいアクセサリーなどの撮影ではソフトボックスなどで対応できますが、大きいものになると背景紙を使ったシステムが必要となります。

ゴールデンウィークということで山岳写真を撮りに行くには適さない休日を利用して背景システムを90cmのものから175cmに刷新しましたのでご紹介します。

導入したのはManfrottoの背景サポートシステム1314JBです。

Manfrotto 1314JBのセット内容

Manfrotto 1314JBの箱

Manfrotto 1314JBという名称で販売されていますが、中身は基本的には単品販売のものをセットにしたものです。

持ち運び用のバッグ

箱を開けると持ち運びに便利なキャリーバッグが出てきます。

出張での撮影に向いています。

テレスコピックポール 272B

まずは背景紙の中に通して支えるテレスコピックポールであるManfrotto 272Bが出てきます。

3段階での伸縮可能

3段階で伸縮ができる仕様になっており、最長298cmまで伸ばすことができます。最短で112cmなのでコンパクトに収納することもできます。安いポールだと伸縮が微調整できないものが多いので背景システムを作るのであればテレスコピックポールは良いものを使うことをおすすめします。

B272の接続口

ポールの固定はスタンドから出ているダボ(金属の突起)を差し込み、レバーをクルクルと回して挟み込みます。これはスタジオ機材の定番の仕様です。

スタンドManfrotto 1052JBAC

Manfrotto 1052JBAC

フォトスタンドの1052BACが2本入っています。

重量は1280g、最大5キロまで支えることができるため、背景紙だけでなくストロボの固定など汎用性の高い使い方ができます。

全伸長は237cmで、収納時は86cmまで縮めることができます。

Manfrotto 1052JBACの組み立て

注意点としては安定性を出すために足がワイドに広がる点。6畳より小さい部屋で使うには少々扱いづらいかもしれません。

関節部分

伸縮の関節部分は至って普通のもの。

エアクッションが搭載されているのでロックを解除して機材を勢いよく落としてしまってもクッションが働きますが、過度な期待はしないほうがいいと思いました。

あくまで保険くらいの使い方が最適です。

先端はオス

スタンドの先端はオスダボ(金属の突起)になっています。日本製品はここが逆のメスになっている事が多いため海外製品と組み合わせるときは注意が必要です。

収納時はスタンドをまとめることができる

スタンドの接続

このスタンドの便利なところは収納時にスタンド同士をジョイントさせてまとめることができる点。

こうすることでスタンド同士がぶつかることもなく破損リスクが少なくなる上に、よりコンパクトにまとめることができるようになります。

スタンドジョイント

スタンドのサイドにジョイントする機構が組み込まれていてスタンドを押し込む形で接続します。

取り外すときはManfrottoのロゴのボタンを押し込むことでロックが解除されます。

ボトムののロック機構

スタンド全体が動かないようにジョイントするときはスタンド下部のくぼみに(三角の部分)にスタンドを差し込みます。

キャリーバックのベルト

キャリーバッグにはスタンドが中で動かないようにベルトが付いています。

撮影機材の保護へのこだわりを感じます。さすがManfrotto。

スプリングクランプ

背景紙をロックするクリップ

先がクリップになっているクランプが2個付属しています。

スタンドの先につけて何かを挟み込むこともできますし、別のスタンドにつけてレフ板を挟むこともできます。使い方は様々です。最大40mmのバーをクランプできます。

今回作った背景システムには使わないので背景紙をロックするために使用します。

背景スタンドの組み立て

Manfrotto 背景スタンドの組み立て

テレスコピックポール Manfrotto 272Bとスタンド1052BACをこのように接続して、レバーを回して固定する単純な作リです。

背景紙を使用するときはその前にポールに背景紙を通した状態にしておいてからスタンドとジョイントさせます。

Manfrottoの背景システム

6畳の部屋を目一杯使い切ると175cmの背景紙を使った撮影環境を構築できます。

撮影台はニトリでプレフェという天板と短い足を買ってきました。

背景紙はスーペリアのスーパーホワイト(1.75×2.7m)を採用。昔から白の背景紙はスーペリアを愛用しています。

テザーや動画撮影用のモニターの設置

動画撮影用のモニタを採用

撮影の横スペースが広がったためテザー撮影用のモニタシステムも改良しました。

実験的に作って見たのが27インチのBenQ PD2710QCをエルゴトロンのディスプレイアームでテーブルに固定する方法。

エルゴトロンのディスプレイアーム

ディスプレイの光が気になるときは壁側にモニタの向きを変えることもできます。

横幅のある背景システムで撮影が楽になった

元々はスタジオ上がりということもありブツ撮り環境でストロボがないと落ち着かなかったこともあり小さいシステムを使っていましたが、同じ環境で動画を撮影しようとすると横170cmくらいの環境がないと何を撮影するにも背景紙からはみ出てしまうことがわかりました。

それで作ったのがManfrottoの背景サポートシステム1314JBです。

据え置きで背景紙を使うのであれば5000円くらいのものからありますが、微調整したりスタンドやポールを他のシステムで流用することを考えるとManfrottoのようなしっかりとした機材を揃えたほうが最終的にコストパフォーマンスがよくなると思います。

Manfrotto 1314JBのセットは個別でも買うことができますが、セットで買うとかなりお買い得になるのではじめて背景サポートシステムを組む人、またはシステムを刷新する人はこちらをおすすめします。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

スポンサーリンク

0
7
0
0
12
0
Manfrotto 1314JB

この記事が役に立ったらいいねをしよう!

Facebookで最新情報をお届けします。

関連記事

同じカテゴリーで読まれている記事