MacBook Pro用のモニタにも最適!Thunderbolt給電対応の超万能31.5インチ4Kモニター BenQ PD3220Uレビュー

BenQ PD3220U

PCモニターは何を買えば良いのかと悩む人は多いと思います。写真を専門に扱うならカラーマネジメントモニターという分かりやすいものがあります。たしかに色の精密さで優れるモニタですが汎用性という観点からだと使いやすいモニターではありません。

そんな中「これを買っておけば何でもできる」と言えるモニターがBenQから発売されました。それが31.5インチの4K UHDモニタであるPD3220U。

写真もデザインも行うならこの1台ですよとご提供頂いたのでレビューします。こんな機能があったらいいな…というものすべて入れ込んだ超万能モニターです。

MacBookでの作業にぴったりなスタイリッシュなデザイン

狭いベゼル

ベゼルが狭く無駄のないデザインです。

MacBook Proに合うスタイリッシュなデザイン

スタンドも薄く、作業が終わったあとはキーボードなどを乗せておくことができます。

このようにPD3220Uの特徴の1つがビジュアル。非常にスタイリッシュなデザインになっており、背面もケーブルカバーがついているためテーブルにおくとシンプルにまとまります。

外観

BenQ PD3220Uの正面

地面から7cmまでの低さまで下げることができます。

PD3220のアップ

上まで上げきると地面から22cmです。少しテンションを加えるだけでスムーズに動き気持ちがいいです。

また左右には30℃動きます。

BenQ PD3220Uの縦位置

縦位置を取ることもできます。

BenQ PD3220Uの下角度

下は−5℃の角度まで。

BenQ PD3220Uの上角度

上は20℃はで傾きます。

背面ボタン

PD3220Uは新型のコントローラーであるホットキーパックG2で操作することができますが、本体を直接操作する場合は背面のボタンを使用します。

背面にあることから指の感覚だけで操作できるようにジョイスティックを採用しているのは非常に好印象です。迷わず操作することができます。

PD3220のスタンド

スタンドもシンプルな作りになっており、工具なしでモニターを装着することができます。

豊富な入力系統

BenQ PD3220の入力系統

HDMI2.0x2、DisplayPort 1.4×1、Thunderbolt3 x2(85W/15W給電)という最新の規格の入力系統。D-SUBやDVIがないため旧型のPCをつなぐことはできない代わりに、MacBookなどのUSB-Cで外部出力できるPCはケーブル1本で接続できます。何よりThunderbolt3による85Wの給電が魅力的です。

USB3.0はアップストリームが1つ、ダウンストリームが2つついています。

USB-C接続

85Wの給電ができるUSB-CポートにはPCのマークが付いているため接続で迷うことはありません。

モニタのサイドの端子

モニターのサイドにもUSB3.0とUSB-C、イヤホンジャックがついてます。最近はUSB-Cによる高速の外付けSSDなどが主流になりつつありますので、ノートパソコンとモニターをUSB-Cでつなぎ、モニターとストレージもサイド部分のUSB-Cで繋げばスマートな高速環境を作ることができます。

ケーブルを隠すフード

背面フード

入力が多いモニターは配線がまとまらずみっともなくなることが多いのですが、BenQのPD3220Uは背面フードがあるので配線を隠すことができます。中央から出てくるケーブルをスタンドの結束パーツに通せば正面からはケーブルが見えなくすることもできます。ワークスペースがとても美しくなります。

純正の充電器を上回るThunderbolt3による85Wの給電

85WのPD給電

85Wの給電はMacBook Proの純正アダプタよりも高出力。家で使う分には純正アダプタは必要なくなりますので外出用に使用することができます。そしてこのPD3220Uはモニター内にアダプタが内蔵されているモデルなので電源ケーブル周りがスッキリします。

家に帰宅したらUSB-Cケーブルをつなぐだけで高速充電をしながら31.5インチの4Kモニターで作業できるようになる。非常にスマートなワークフローができあがります。

付属ケーブル

電源ケーブルの他にHDMI、DP-MiniDPケーブル、USB3.0ケーブル、それぞれ1.8mの長さのものとUSB-Cケーブル1mが付属します。

PD3220Uの付属ケーブル

色の正確さへのこだわり

工場出荷時にキャリブレーションされている

PD3220Uはデザイナー向けモデルと位置づけられているため、モニターとキャリブレーターを繋げば半自動的に正確な色に調整することができるハードウェアキャリブレーションの機能はついていません。そこで気になるのがデフォルト設定での色の正確さです。

このモニタは工場出荷前に個別に1台1台色を調整し、そのレポートも同梱されています。

色の差異は⊿E(DELTA E)でスコア化されており、数値が2以下であれば目視ではほぼ気づくことができない色の差です。BenQのフォトグラファー用のカラーマネジメントモニターのキャリブレーション検証でも⊿Eの平均値が2以下であれば合格という基準になっています。

私が使用しているPD3220Uの平均⊿Eは1.0773。非常に精度の高い色が表示されていることがわかります。

様々な色精度保証と認証の取得

Aqcolor

最近のBenQは色へのこだわりが強く、正確な色再現をを行うためAQCOLORという色の基準の確立を進めています。

このような自社の取り組みだけではなくPD3220UはCalMANやPANTONEの認証も通しており、包括的に安定した色を表示するためのソリューションを作っています。

Display P3 DCI-P3 95%/sRGB100%カバーの広い色域

Display P3とsRGBの色領域

iPhoneをはじめとするスマートフォンの色域はPCよりも色が鮮やかに出るDisplay P3規格のものが多くあります。PD3220UはそのDisplay P3の色域を95%カバーしているためスマホ用のコンテンツ制作を快適に行おうことができる色域の広さを誇ります。

またPCのウェブサイトなどはsRGBの色領域で制作するのが基本となっていますので、sRGB100%をカバーするPD3220は性能的に申し分ありません。

実際に色域を測定してみた

実際にPD3220Uがどのくらいの色域の広さを持っているのかを検証しました。このモニターはパネルの色域をすべて使い切るモードがなくsRGBやDCI-P3など色域を絞って表示する仕様であるため、HDR以外で一番色域の広いDCI-PCモードでテストを行いました。

PD3220UのDisplay P3カバ−領域

結果はDisplay P3のカバー領域は95%。スペック通りとなりました。i1 Display Proを使ったソフトウェアキャリブレーションなので参考程度のデータです。

ただDisplay P3モードでの計測でカバー率95%であることから、おそらくはパネル自体はもっと広い色域を持っていると予想できます。

色域と色ムラ

PD3220Uの色ムラ

i1 Display Proを使い、付属ソフトであるi1 Profilerで計測した結果最大8%の誤差でした。ユニフォーミティ補正(ムラ補正)がついてないモニター、しかも31.5インチであることを考えると非常に優秀な数値と言えると思います。

忠実な色を表示するアプリ「Display Pilot」

Displaypilot

PCモニターで正確な色を表示するためにはsRGB、DCI-P3といったモード選択による色域の指定に加え、それに合わせたICCプロファイルを指定しなければいけません。この2つの作業をワンクリックで行えるのDisplay Pilot。

アプリケーションを立ち上げると常駐しにモニタの設定を監視し、色域を選ぶと自動で最適なICCプロファイルを当てられリアルタイムでその色調が反映されます。工場出荷時に正確な色を作りアプリケーションで正確なICCプロファイルを自動で当てることでデザインや動画編集に関して精度の高い色を表示するシステムです。

他にも本体を操作して行うデュアルビューやPIP/ PBPの設定などもDisplay Pilotで行うことができます。

これはEIZOのカラーマネジメントモニターのアプリケーションであるColorNavigatorに搭載されており、BenQにはなかったものでようやく業務のワークフローに関しても追いついてきた印象を受けます。

アプリケーションごとに色域を変更可能

アプリケーションモード

Display Pilotを使用するとPhotoshopやIllustratorといったアプリケーション単位で色域を変更することができます。これを設定しておくと印刷用のデザインでAdobeRGBで作業しなければいけないのにsRGBの色域を使っていたなどというミスを防ぐことができます。

写真、デザイン、動画と色々なジャンルを扱い多くの色域を使う人にとっては重宝する機能ではないでしょうか。

windowsマシンでは楽に色域変更が可能

winowsのdisplay pilot

WindowsでのDisplay Pilotはアプリを立ち上げることなく、デスクトップ画面やアプリの常駐アイコンを右クリックして色域を選択するだけで自動でカラーモードとICCプロファイルが切り替わります。

ノングレアIPSパネル31.5インチ4K UHDの大画面

PD3220Uでの作業画面

WEBデザインのコーディングを行うにしても画面が大きいためモニタを縦にしなくても十分な行数を読むことができ、同時にブラウザで確認するスペースを十分に取ることができます。

DTP作業画面

IllustratorでのDTPデザインに関してもパネルを閉じたりせずとも十分な作業領域を取ることができるためストレスなくデザインに集中できます。

PC作業をする上で1台は作業用、もう1台は資料などの表示するデュアルディスプレイという使い方をすることが多かったのですが、PD3220Uの31.5インチ4Kの大きさでは1台で十分だと感じました。これだけ作業スペースがあるとノートPCのモニタは閉じてしまっても良いと思いました。

色確認に便利なデュアルビュー

デュアルビュー

PD3220Uはデュアルビューという2つの色域を左右で分けて表示する機能があり、デュアルディスプレイの環境を作ることなく色の比較をすることができます。例えばPhotoshopやLightroomで作業した写真がPCブラウザのsRGBとスマホのDisplay P3でどのくり見え方に差があるのかが一目でわかるのでそれぞれの環境に合わせた微調整が簡単にできます。

1つのキーボードマウスで複数のPCが使えるCPU切替器内蔵

CPU切替器、KVMスイッチ

KVMスイッチというCPU切替器がついているため、PD3220Uに接続されている2台のPCでキーボードやマウスを流用できます。

条件としては片方はThunderboltケーブルで映像出力してること、もう片方はUSBのアップストリームでPCとモニタをつなぎ、HDMIやDisplayPortなどで映像出力していること。その条件を満たしているときにモニタのUSBにキーボード・マウスが接続されていれば映像入力を切り替えると自動で表示されているPCで使えるようになります。

複数のPCを同時に表示するPIP/ PBPモード

PIPとPBP

31.5インチという大きさであるため2つのPCの画面を同時に出すPIP/PBPモードがより便利に使えます。

PD3220UのPIP

Picture by Pictureで2つの画面を横並びに表示することもできれば、1のPCを全画面に表示しながら別PCの画面を重ねて表示したりと様々な表示の仕方があります。

進化したOSDコントローラー

OSDコントローラー

BenQの代名詞ともいえるOSDコントローラーが進化し、より使いやすくなりました。今まではボタンを押すだけのものでしたが今回からダイヤルを回すことができるようになりました。

1,2,3では任意の色域(sRGBやDisplay P3など)を設定することができ、一番左の三角の丸のボタンを押すと入力切り替えができます。

そしてダイヤルを回すと輝度や音量などを調整することができ、それま設定で好きな項目を当てることが可能です。

その他PC本体を操作して行うことのすべてがこのOSDコントローラーで行うことができるためPCモニタにありがちなボタン操作でイライラするといったことがありません。

USB-Cハブ機能

モニタのUSB-Cを使用する

MacBookユーザーに嬉しいのがUSB-Cのハブ機能がPD3220U本体についていること。これを使って周辺機器を予めつないでおけばThunderboltケーブル1本をモニターと接続するだけで作業環境ができあがり、なによりもPCに余計なものをつける必要がなくなるので非常にスタイリッシュです。長めのUSB-Cケーブルを使いハブに装着すると便利そうです。

USBハブを使った転送速度

PD3220UのUSB-C速度

実際にUSB-CのSSDをPD3220Uに接続しThunderboltで接続したMacBookProで速度を計測してみました。PC本体と直接接続した速度とほぼ同じです。ここにストレージを接続しても速度的は問題ありませんでした。今までノートPCに接続していた煩わしい周辺機器はすべてPD3220に接続してしまえばよりスマートな作業環境になります。

ゲーム用のモニタとしても十分使える

ゲームで使うPD3220U

31.5インチの4Kモニタということでゲームをするにも申し分ないスペックです。しかもHDR対応。デスクトップPCでSteamを起動してプレイしてもいいし、PlayStation4をHDMIで繋いでプレイしてもいいし、4Kキャプチャーを通して実況プレイをしてもいい。

応答速度5ms、リフレッシュレート60Hzなので格闘ゲームの大会で使用されるような本気のゲーミングには及びませんが、モンスターハンターワールドやSEKIROなど不満なくプレイできています。

HDR対応のゲーム

ゲーム本体の設定でHDRを有効にしてPD3220Uに接続するとカラーモードもHDRで固定されます。

スピーカーの音質はオマケ程度

スピーカーは2Wx2の出力なので期待してはいけません。一応、音が出る程度くらいに思っておいた方がよいかと思います。ゲームに集中するには少し役不足です。

注意としては、最近のゲーム本体はHDMIで映像と音声を同時に転送してしまうため音声だけを切り分けるには別途のオプションが必要なケースがあります。例えばPlayStation4をPD3220Uにつなぐと自動的にモニタから音が出てしまいます。

PS4をつなぐならUSB接続のヘッドセット

SHIDOのヘッドセット

PD3220にHDMIでゲーム機をつなぎつつ高音質を楽しみた場合はPlayStation4対応のUSBアンプやヘッドホンなどを使用することです。本体コントローラーからイヤホン接続してもいいと思います。

私は現在ゲームをするときはPlayStation4本体のUSBにONKYOのゲームブランドSHIDOのアンプを接続し、ヘッドホンを繋いでいます。

何でもありなPCモニタを求めている人はこれ一択なのではないだろうか

私の使用用途だとMacBook Proを片手に色々な場所に行きデザインをしたり写真編集を行い家に帰ってきたらじっくりと作業する、そういったワークフローが多くあります。

その際PD3220UにThunderbolt3のケーブルを一本つなぐだけで85Wの急速充電か開始されつつ31.1インチ4Kモニタが使えるようになります。モニタ側のUSB-CにSSDや外付けハードディスクなどを繋いでおけば大容量のデータも扱えます。

まさにメインPCがMacBookである人には理想的なシステムだと思います。

ハイパワーのデスクトップPCとノートパソコンの両方で作業をする場合も、KVMスイッチ(CPU切替器)を使用することでマウスとキーボードは1つで統一することができ、常に親しんだ環境下で作業に集中できます。

PCを切り替えるときにケーブルを繋ぎ直したり、別のキーボードやマウスになってしますという少ない負担ながらイライラするようなことが見事に解決されています。そして色域の変更もDisplay Pilotのアプリにより自動で最適なICCプロファイルが選択されるようになりました。

それでいてHDRに対応しているので最新の動画編集環境に加えてゲームが快適に遊べます。

カラーマッチングが必要な人はカラーマネジメントモニタが必要なってきますがサブディスプレイとして魅了的。それが必要ないデザインに携わる人、趣味と仕事両方で高レベルな色と環境を作りたい人にはこれ1台で全てが完結してしまう何でもできるPCモニタBenQ PD3220Uでした。

BenQ PD3220Uの詳細ページへ

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