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室内と風景の両方をキレイに表現するレタッチテクニック

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室内撮影の白飛びを防ぐ

室内撮影をする時、風景も同時に綺麗に取ることは基本的には不可能です。カメラのダイナミックレンジ内に収まらないので部屋の露出に合わせると確実に風景は白飛びします。そのため室内の撮影は日が昇る前か、夕方に行うのがセオリーです。しかし天候に恵まれなかったりクライアントの都合により晴天の日中しか撮影が許可されないことがあります。その場合はレタッチありきの撮影になります。

今回はそんな時の緊急対応的なレタッチスキルをご紹介します。なるべく簡単にできるようにLightroomのみを使用します。わかりやすいように若干エグめにレタッチをかけるのはご了承ください。

ブラケット撮影した写真をHDR合成する

ブラケット撮影したデータを選択する

室内撮影は被写界深度を深くするため三脚を使用します。室内と野外の露出差がありすぎる場合はレタッチで修正できるようにブラケット撮影を行います。絞りは固定でシャッタスピードを変更するモードを使用します。撮影した写真をlightroomに読み込んで歪みの修正のみを行います。

LightroomでHDR合成する
その後構図が同じで露出が違う写真を複数枚選択して合成します。今回は4枚選択してHDR合成を行います。

HDR調整画面
自動整列・自動階調にチェックを入れると安定します。雲などブラケット撮影中で少しだけ移動してしまう要素を自動で調整してくれる機能です。ゴースト除去量はプレビューを確認しながら不自然な感じが出ないものを選びます。

HDR合成したものを更にレタッチしていく

室内と野外の両方の構図のレタッチはHDR合成のみでは不十分であることが多いです。さらにここからレタッチ修正していきます。HDR合成した時点でハイライトの修正値が-100になっているためこれ以上ハイライトを落とすことができませんので、ブラシツールやグラデーションツールを利用して修正をかけていきます。

白飛び部分にブラシで「かすみの除去」を適応する

かすみの除去
白飛びしている部分をブラシでなぞり、最新のLightroomに搭載された「かすみの除去」を使用します。霧などで霞んでしまった野外の写真にコントラストと明瞭性を出すために使用する機能ですが、白飛びにも効果があります。この機能を使うときは一眼レフのダイナミックレンジと高感度耐性によってはノイズが激しくでますので、APS-Cや高画素の一眼レフでの使用では気をつけてください。

ブラシツールを使用している時にOのを押すことでブラシの適応範囲が赤く表示されます。フィルタの適応範囲とパラメーターを見ながらレタッチ作業を進めていきます。

グラデーションツールで自然光が届かない範囲の露出を上げる

グラデーションツールを使用する
部屋の写真で自然光を取り込む場合は、窓が最大の露出になり、奥に行くに連れて露出が下がっていきます。よてレタッチする際は、自然光が届かない部分がもっとも明るく補正し、窓に近づくほど補正がなくなるようにする必要があります。その時に使うのがグラデーションツールです。露出やコントラストなどを段階的にレタッチすることができるツールです。

今回の写真は左から右にドラッグアンドドロップすることで、左が1番強くレタッチがかかり右はほぼレタッチが掛からないように修正することができます。

部分的なレタッチが終わったら全体の色調を整えて完成

部屋の写真のレタッチ

全体のコントラストや明瞭度を調整してレタッチの完了です。慣れれば5分ほどでできるレタッチ技術です。

レタッチで修正できる範囲を把握しておくことの重要性

気候条件が悪い・撮影時間が短いということで写真撮影を延期することができないのがプロの悲しいところです。最悪な条件でも使用できる写真を撮るために「どこまでレタッチで修復できるか」の感覚を磨くことはかなり重要です。ものによっては撮影時間よりもレタッチ時間の方が長いような撮影もあったりします。手ブレや被写体ブレが起きていないアンダーの写真ならばLightroomで3段くらいは余裕を持って救うことができます。

プロでも条件が悪い撮影環境の写真はレタッチしなければ結構ひどかったりします。それを綺麗に修正するのも写真の技術の1つです。写真撮影のスキルは経験値が必要ですがLightroomでのレタッチはほぼすべてが座学なので初心者の人ほど少ない投資で綺麗な写真を創るためにおすすめです。

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室内撮影の白飛びを防ぐ

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