山岳写真に彩りを

真技術講習会

2019.4.8(月) 18:30〜20:40

【第一部】山岳写真のための登山の知識と技術(60分)

休憩(10分)

【第二部】山岳写真の撮影技術(60分)

参加無料
イベントに参加する(定員20名)
※一般の方が対象のため写真・アウトドア関係者の方は こちらからお問い合わせください。

講師

  • 山写

    山写

    ネイチャーフォトグラファー

    山岳写真を専門とするネイチャーフォトグラファー。海外をメインフィールドにし、ヒマラヤのエベレストやマカルー、カンチェンジュンガ中央峰、ヨーロッパアルプスを登り山岳写真に没頭。国内では日本の北アルプスと八ヶ岳で活動しつつ自然の魅力を発信したい地方自治体の支援を写真で行う。WEBディレクター、WEBデザイナー、UXデザイナーの経験を活かしWEBメディア「登山と写真で仕事をしている人。」を運営。CP+2019 BenQ・NiSiブースにて登壇

  • 平川陽一郎

    平川 陽一郎

    山岳ガイド finetrack TOKYO BASE マネージャー

    日本山岳ガイド協会 認定登山ガイドⅡ
    日本山岳ガイド協会 危急時対応技術指導員
    マウンテンガイド協会 会長
    高校・大学の山学部で登山を学ぶ。チベットやカラコルム・ヒマラヤの山々に登る、国内では剱岳や穂高岳を始めアルプスの山々や谷川岳などで夏冬クライミングを行なう。

セミナーコンセプト山で写真を撮る過酷な道に挑む人たちの集い

finetrack x 山岳写真

 登山をしながら写真撮影をするには、重量を背負って登ることができる体力が必要なことはもちろん、高負荷運動と撮影の繰り返しによる体調不良を回避するための判断力と装備の選択が必要です。

 登山よりも過酷な「山岳写真」を安全に楽しむために何が必要なのか。遊び手が創り手であり「アウトドアウェアは命を守るギア」であることにこだわるfinetrack、プロの山岳ガイド、ネイチャーフォトグラファーと参加者のみなさんが共に考えるセミナーです。

 一眼レフや三脚など多くの撮影機材を背負い山に入っても納得する写真が撮れない。そんな悩みを解決するためにネイチャーフォトグラファーとしての経験から得た知識・技術・機材選定から撮影における画角、構図、露出、カメラの設定に至るまで時間の許す限り参加者のみなさんと共有します。実際に使用している機材を手に取り試写したりザックを背負う体験もできます。

撮影技術に関しては遠近感を出すためのオブジェクトの組み方や画角の選択、印象をコントロールし、自分の見た景色を再現する色彩学からのアプローチを解説します。

※現場でのテクニックが主な内容になるためカメラの基礎講座とは異なります。ご了承ください。

主な対象者
登山経験 数回の低山登山経験以上
写真経験 一眼レフまたはミラーレス一眼所有者

【第一部】山岳写真のための登山の知識と技術(60分)

  • 01
    登山をしながら写真撮影することの危険性とリスク回避の考え方
  • 02
    山岳写真に適したウェアの選び方(夏・冬)
  • 03
    冬山での山岳写真のリスクマネジメント(凍傷・低体温症)
  • 04
    撮影機材のパッキングと重量を背負った時の歩行技術
  • 05
    登山での一眼レフ・ミラーレス一眼の持ち運び方

【第二部】山岳写真の撮影技術(60分)

  • 01
    山岳写真山岳写真で使用する撮影機材の紹介と使い方(協力:NiSi)
  • 02
    山岳写真の構図(画角・露出・アイレベルなど)
  • 03
    構図を追い込むためのアプローチ手法
  • 04
    山岳写真での線遠近法と空気遠近法の使い方
  • 05
    露出の考え方と実践
  • 06
    被写体の見つけ方とタイムスケジュールの組み方(協力:SUUNTO)
  • 07
    写真撮影における色彩学の基礎
  • 08
    イメージ通りの写真を撮影するための色彩心理学
  • 09
    色彩理論の応用によるLightroomレタッチ技術
  • 10
    山岳写真の装備や撮影機材・エバーブレスフォトジャケットの体験会

講習内容一例

01

登山しながらの写真撮影の危険性

登山をしながらの写真撮影は通常の登山にくらべて余分な荷物を背負い、重量が増し行動時間も長くなりことを意味します。このことから一般的な登山よりも発汗量も多く、立ち止まることも多いため汗冷えの危険度が非常に高い行動です。

また撮影スポットも稜線付近が多いことから強風や悪天候の中撮影するこもとあるため、どのように安全性を確保するのかを山岳写真家の経験とプロのガイドの2つの視点で考えます。

02

山岳写真に適したウェアの選び方

山で写真撮影することのリスクを共有した上で、リスクを回避するためにどのようなウェアを選べば良いのかをfinetardk TOKYO BASEのにあるウェアを使いながら解説します。背負う重量や夜間撮影の有無によって携行するウェアも異なりますので個別の質問にもお答えします。

また初めて冬山の山岳写真撮影に挑戦したい人に適したウェアやギアの運用方法を紹介・解説します。

03

パッキングと撮影機材を背負ったときの歩行技術

機材を保護しながらのパッキングや、撮影に移りやすい方法など数パターンのパッキングをGREGORY DENAL100を使用してご紹介します。また超重量を背負ったときに足を痛めず疲労を軽減する歩き方やストックの使い方となどを解説します。

04

登山での一眼レフ・ミラーレス一眼の持ち運び方

歩きながらの一眼レフの携行方法を使用しているホルダーなどを使用して解説します。一眼レフはNikon D4Sと24-70mm F2.8、ミラーレスはNikon Z7 / FUJIFILM X-H1を使用します。

またザックに収納するときに使用してるバッグや、現在行っているザックの改造なども合わせてご紹介します。

05

山岳写真の撮り方

山岳写真を撮る時に私が行っているアプローチ方法や被写体の見つけ方から、レンズの選び方・構図の作り方・露出絵の選び方などを作例を見ながら解説します。合わせて手ブレしないカメラの構え方など三脚が使えない状況での撮影方法や露出の考え方なども参加者の方と一緒に考えます。

※実際に現場で使っている撮影手法なので、一般的な撮影手法とは異なり良し悪しとは別の話になります。ご了承ください。

06

山岳写真で使用する撮影機材の紹介と使い方

山岳写真に向いている三脚と雲台をご紹介をすると同時に最適な選び方などを一緒に考えます。その他使用しているフィルターやレリーズなどのアクセサリーの使い方などをご説明します。

07

被写体の見つけ方とタイムスケジュールの組み方

山は時間によって撮れ方が違います。早朝・昼間・夕方・夜間で撮影手法も違えば使える撮影時間も異なります。撮影のためのスケジュールの組み方や安全に撮影を行うための時間の管理、日差しの方角の確認などを管理できるSUUNTOのスマートウォッチを使いながら解説します。

suunto
08

山岳写真における色彩学

構図を組み上げたりイメージした写真を撮影するために色彩学は必須の知識です。色彩検定にも使用される色体系PSSCを用いて基礎を説明します。目の構造からどのように人は色を認識してるのかを知ることで撮影時のイメージをレタッチで再現することも可能になります。

その後色彩学の概念をどのように写真撮影に適応していくのかを実際の作例とともに解説します。

09

ネイチャーフォトに関するお悩み相談・登山用具・機材体験会

実際に私が山岳写真で使用している機材を手に取っていただき試写することができます。その際にご質問等がございましたらお応えいたします。他にも機材を詰め込んだザックを背負ってみて実際の重さを体験しすることもできます。開発中の山岳写真専用ハードシェルエバーブレスフォトジャケットの試着などもできます。

試用可能な機材一例

  • finetrack エバーブレスフォトジャケット
  • Nikon D4S
  • Nikon 14-24mm F2.8G
  • Nikon 24-70mm F2.8E VR
  • Nikon 70-200mm F2.8E FL
  • Nikon Z7
  • Nikon NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • FUJIFILM X-H1
  • FUJIFILM XF16-55mmF2.8 R LM WR
  • GITZO GT5543LS
  • Manfrotto 405
  • ピークデザイン キャプチャープロ
  • NiSi角型フィルターシステム

ACCESS

finetrack 神戸本社
住所 兵庫県神戸市中央区相生町1-2-1 東成ビルディング1F
電話番号 078-599-5030
開催日時 2019.4.8(月) 18:30〜20:40
20:40〜21:00:フリートーク:個別相談
参加無料
イベントに参加する(定員20名)

※一般の方が対象のため写真・アウトドア関係者の方は こちらからお問い合わせください。

協力

  • finetrack
  • suunto
  • NiSi Filters

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山岳写真は撮影しただけでは終わりません。その後のレタッチを経て作品としてプリントしたりWEBサイトに掲載・SNSに投稿する人が多いと思います。山岳写真のノウハウの次に何を知りたいのかをTwitterからご応募ください。たくさんのご要望があれば第二回山岳写真セミナー(無料)の開催があるかもしれません。
※開催を保証するものではありません。

  • フォトグラファーのレタッチテクニックを知りたい

    山岳写真のレタッチ

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