SUUNTO SPALTAN URTRAの登山とロードバイクでの使用レビュー

スント スパルタン ウルトラ

登山のパフォーマンスを上げるためにスマートウォッチの導入を考えている人は多いのではないかと思います。
今回は春先に手に入れたSUUNTO SPARTAN ULTRAをアウトドアフィールドでの使用感をレビューします。登山とロードバイクでおこないました。

日常生活とトレーニングでの使用レビューはこちらから。普段からスポーツをしてる人のモニタリリング用スマートウォッチとしては抜群の機能性です。

登山で使用する

まず登山で重要な軽くて邪魔にならないという点でSUUNTO SPARTANシリーズは優秀です。機能盛りだくさんのスマートウォッチは100gを超える物もある中スパルタンウルトラはバンドを含み73g。装着していて重さを感じることなくクライミングでの使用にも不安がありません。

SUUNTO SPARTAN ULTRAを使用してログを取る

登山で使用する

操作はアクティビティを選択して「登山」を選択。最初は探すのが大変ですが使用頻度の高いものから順番に表示する仕様になっているため数回登山を行えばすぐに表示されるようになります。

SPARTAN ULTRA で登山をする

表示される計測値

  1. 標高
  2. 歩行速度
  3. 上昇
  4. 下降
  5. 距離
  6. 心拍数

基本の表示はこの6種類です。この画面をスワイプすることで色々な詳細な画面に遷移します。詳細画面はラップ計測・歩行と高度の連携データ、GPS計測による現在位置です。

スパルタンウルトラのGPSはアクティビティを選択して初めてログを取り始める仕様のため普段使いでのバッテリーの持ちは非常に良好です。必要なときに必要な機能を使うという質実剛健なソフトウェア設計です。

標高データの表示

登山をする多くの人は標高データを見てあとどのくらい登ればいいのかを確認してモチベーションを上げると思います。SPARTAN ULTRAは歩行データと標高を組み合わせた専用画面がありますので、こちらを見ると今まで登ってきた自分の頑張りを確認することができます。

ダウンロードしたマップを利用してナビゲーションを使用する

ログを計測しながらダウンロードしたルートを表示することができます。この機能の利点はこれから歩くルートがどのような標高差になっているか一目でわかることと、歩行ルートが登山道からずれていないか一目でわかること。素晴らしい。

決してビジュアル面が優れているマップでも高度計でもないけれどシンプル故に機能性が高い。そんな使い心地です。

マップのダウンロードの仕方やSPARTANへのインストール方法はSuunto Movescountの使い方と一緒に解説します。

消費カロリーを計測するにはHR(ハートレート)モニターが必要

HRセンサー

SPARTAN ULTRAはシリーズの中の最上位モデルで本気でスポーツに取り組む人に向けの構想になっているのか、ハートレートモニター(心拍計)が別売りで胸に巻くタイプのものを使用します。接続はSPARTANとBluetoothで簡単に行うことができます。

装着が煩わしいのは確かなので参考値程度でよい方は手首から心拍計測ができる機能搭載のSPARTAN SPORT WRIST HRが使いやすいでしょう。

Suunto Movescount の3Dマップで山行を確認する

スマートフォンアプリのSuunto Movescount。SPARTANをはじめスントのスマートウォッチの管理・同期を行うアプリケーションですが、SPARTANで計測したGPSログを元に3Dマップに落とし込んで動画を作成してくれます。

自分の歩いたルートをこのようにワンクリックでレビューできるのは楽しいですし勉強にもなります。FacebookなどSNSにも投稿できるので仲間と登山するのが好きな人、情報を発信したい人にはおすすめの機能です。

Suunto Movescountで山行ログアップロードして確認する

Suunto spartan urtla とSUUNTO movescount

トップには登山のログが細かく記録されます。腕時計でこれだけの精度と種類が取れるのは素晴らしい。

Suunto spartan urtla の計測ログ

歩いたルートはデフォルトだとMAPBOXで表示されます。設定でグーグルマップに変更することも可能です。

登山のパフォーマンスレポート

高度や速度などを同時に表示させてパフォーマンスを確認することができます。

登山で使用したルートをSuunto Movescountで他のユーザーと共有する

ルートログ

SUUNTOのスマートウォッチの素晴らしいところはアプリケーションとの連携。行ったアクティビティのログをWEBにアップロードすることで歩行ルートなどを他のSUUNTOユーザーと共有することができます。

Suunto Movescountアカウントを持っている人ならばこの歩行ルートをダウンロードして使用することがでます。形式はkmlとgpxの2つの形式。対応しているGPSやスマートウォッチに入れればこのログデータを使用して登山を行うことができます。

当然SUUNTOユーザーであればより他のユーザーの山行ログをSPARTANに入れて歩行ルートを辿りながら登山をすることができます。

Movescountから登山ルートをダウンロードしてSPARTANに入れる

WEBのMovescountからSPARTANに登山ルートを入れることができます。ユーザーが実際歩いたルートをインストールして、ナビゲーションとして使用することで道迷いなどの遭難リスクを減らすことができます。

登山道の検索

アクティビディで【マウンテニアリング】を選択肢し、右側の検索ボックスで登る山名を入れます。そうするとルートが幾つか表示されます。山行計画を立てていものと同じルートを選択します。

以下を使用を選択

「以下を使用」をクリックして有効にします。

マイライブラリに登録

マイライブラリに選択したルートが入っています。これでMovesCount側の設定は終了です。あとはこのルートをSPARTAN ULTRA本体に入れる作業に移ります。

SUUNTO Link

SUUNTO LinkがインストールされているPCにUSB経由で接続します。アプリケーションを立ち上げてケーブルをつなぐだけで自動的に同期が開始されます。作業はこれだけです。

ダウンロードしたマップを使用する

ナビゲーション

SPARTANのナビゲーションを選択します。

ルートを選択

ルートを選択。ここに自分が取ったログとMoves Countからダウンロードしたログの数が表示されます。

使用するルートを選択

使用するマップを選択します。

ナビゲート

ナビゲートを開始します。SUUNTO SPARTANシリーズは上に表示されている選択を選ぶときは上・中・下にある上のボタンを押す仕様になっています。感覚的に使えて操作性はとてもよいです。

マップと方角

現在歩いているルートとナビゲーション、方角が表示されます。PRO TREK Smart WSD-F20のようにYAMAPと連携して詳細な登山地図を表示できるわけではありませんが、道に迷ったときに引き返す使い方ができるので安全登山の視点からは素晴らしいものだと思います。

マップのダウンロードから使用までは簡単

慣れれば誰でも簡単に使いこなせるようになります。山行前日にMoves Countで使用するルートをダウンロードし、PCに接続してSPARTAN ULTRAにインストール。

登山口についたらエクササイズ項目から登山を選択しスタート。スワイプしてマップを表示させたらダウンロードしたマップを読み込ませる。

これだけで正確なルートをナビゲーションしてくれますし、自分の登山のログを取ることもできます。あとは登山を楽しむだけです。最初にも書きましたがシンプルな数値表示と線で構成されているユーザーインターフェースなので、時計をみて楽しむというものではありません。

等高線を見てルートを予測したりと視覚的に楽しみたいのであればPRO TREK Smart WSD-F20の方が向いています。

ナビゲーションを使用しながら自分の山行のログを取る

マップを見ながら行動し、自分の歩行ルートもログとして残したい。登山をする人ならばこのような使い方が理想ではないでしょうか。もちろんSUUNTO SPARTAN ULTRAにはその機能が搭載されています。

スタート画面を表示

アクティビティ>登山を選択するまではマップナビゲーションなしでのログ計測と同じです。違いはこの画面でオプションを選択すること。下ボタンを押すか液晶を指でスワイプします。

ナビゲーションを選択

ナビゲーションを選択します。

ルート

使用するマップを選択

Moves Countでダウンロードしたマップを選択します(SPARTANへのインストールはPCとの同期で行う)。これで最初の画面に戻りスタートするだけでマップを表示しつつ自分のログデータを取得することができます。

マップの表示

このように歩行ルートから外れた場合でも登山道を表示することができますので、目的地までの距離、道迷いの確認などをすることができます。

ロードバイクで使用する

SPARTAN ULTRAの対応してるエクササイズは登山を含めて数十種類。ジムでのトレッドミルにも対応しているくらい全方面です。もちろん自電車にも対応しており、使い勝手はかなり良いです。こちらもHRモニターを使用することで正確な消費カロリーを計測することができます。

自転車での表示

自転車競技用の画面になります。心拍はロードバイクでは特に重要な指標ですので大きく表示されるのはありがたいです。ケイデンス表示にも対応していますが、こちらも別途のセンサーを購入してロードバイクに取り付ける必要があります。

オートポーズ対応

走行が止まると自動的に計測もストップします。設定で変更できますがデフォルトではこの機能がONになっています。ロードバイクやランニングでの正確なモニタリングに一役買っています。

SUUNTO Moves Countでの表示

ロードバイクをSPARTAN ULTRAで計測するとかなり細かい数値が取れます。というよりも私が欲しい数値全部取れています。ケイデンスセンサーつけたらGARMINのサイクルコンピューター要らないんじゃ…と思うほどの仕上がりです。

消費カロリーはHRセンサーを使用しないと計測されませんので、SPARTAN ULTRAを考えている人はセットで購入を検討したほうが良いかと思います。

オールスポーツを1つで済ませるならSUUNTO SPARTAN ULTRAはおすすめ

SUUNTO SPARTAN ULTRAはあらゆるスポーツで欲しい数値を的確にモニタリングして表示してくれる。そしてSUUNTO Moves Countでレビューができる。完全にアスリート用のスマートウォッチ。

登山だけ、自転車だけといった使い方では持て余す可能性が高く、販売価格からいってもコストパフォーマンスが良いとはいえません。

しかし複数のスポーツを楽しんでいる方はこれが1つアレばたいていのモニタリングが可能でありアクティビティのパフォーマンスがあがります。私でいえば登山とロードバイクの計測管理が一括化することができます。

そしてアウトドア用スマートウォッチでは飛び抜けてデザインが洗練されていて所有欲を満たすことができる仕様。

本気でアウトドアやスポーツに取り組み人が持つ腕時計。それがSUUNTO SPARTAN ULTRAシリーズです。

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