マムートのテトンGTXは初心者におすすめできるコスパ抜群の登山靴

MAMMUT Teton GTX

登山靴は高価なものだからよいというものではありません。登る山や季節、ザックの重さなどによって最適なブーツが変わります。

登山初心者の方は登る山と山行スタイルを店員さんに伝え最適なブーツを選んでもらうのが確実で安全です。
もしその中の候補の中から好きなメーカーや相性の良い物があればそれを選べばいいと思います。

私はトレッキングから無雪期の多くでマムートのテトンGTX(Teton GTX)というブーツを6年ほど使用しています。現在は2足目です。
マムートブーツの傑作で足の形に合えば初心者にもおすすめできる登山靴です。

日本人の足型で作っている

日本人用に幅広の靴型を使用している

マムートやヨーロッパ・スイスのブランドです。ブーツはライケルという登山靴メーカーを買収していますので、技術的登山靴メーカーと同レベルと考えて問題ありません。

現在でもマムートの登山靴にはライケルのラベルが貼ってあります。
マムートのブーツにはライケルのラベルが貼ってある

その中でテトンGTXは日本人の足のサイズに合わせて幅広の木型を使用しています。

ヨーロッパブランドの登山靴によくある、足の親指や小指が突っかかる、足の甲が痛いというケースは少なく、はじめからフィット感の良さを体感できます。

安価ながらGORE-TEXとビブラムソールを使用している

GORE-TEXのライニングとビブラムのソール

登山靴で重視する性能の1つに「防水性」があります。雨の日に靴の中に水が入ってくると低体温症につながるだけでなく、足の皮がすべて剥がれて病院のお世話になることもあります。

テトンGTXは販売価格27,000円前後と登山靴にしては安価な価格帯ですが、ライニングにGORE-TEXを使用した防水性の高い登山靴です。

この価格帯だと防水用の素材にGORE-TEXの代替品などを使用しているケースも多いので登山靴の性能の指標の1つとして分かりやすいです。

ソールも登山靴では定番のビブラムのスケールソールを使用しています。グリップ力のあるソールなのでちょっとした岩場や雨天時の山行に頼りになります。

軽量で疲労を軽減できる

片足608gの軽量ブーツです。1つ上のモデルのマジックGTXが片足800gと考えると相当軽量であることがわかります。

登山靴の重さは直接的に疲労に繋がりますので、低山や軽い荷物での登山では軽い登山靴の方が適しています。
テトンGTXは軽量なので3000m級の山が基準ではない初心者の型の登山のスタイルとの相性はとてもよいです。

北アルプスや八ヶ岳に対応できるのか

夏の北アルプスにも対応できる

個人の判断になりますが、私は八ヶ岳なら蓼科山、北アルプスなら焼岳や涸沢あたりまでならテトンGTXで十分と考えています。小屋泊ならば西穂独標や涸沢あたりまでなら問題ありません。

ただテント泊縦走などをする場合は足首に負担がかかるのでガッチリと固定できるマジックGTXのような1つ上のモデルを使用します。
体重63kgの私は背負う荷物が15kg以下ならテトンGTX、それ以上ならばマジックGTXと使い分けています。

軽アイゼン取り付けて冬の低山も対応できる

ラッセルやスノーシューが必要な冬山には対応できませんが、1000mクラスの山で雪が残っている中の登山には対応できます。アッパーが柔らかく前コバもついていませんので、基本的には8本爪までの軽アイゼンのみの対応となります。

これも初心者の初の冬山も対応できるスペックです。

テトンGTXとマジックGTXの比較

テトンGTXとマジックGTXの比較

 テトンGTXマジックGTX
カテゴリーBackpacking / HikingAlpine Climbing
重さ1216g1596g
アイゼン軽アイゼンのみセミワンタッチアイゼン
ソールビブラムスケールソールビブラムマトンソール
対応気温記載なし-20℃

マムートの製品カタログではテトンGTXはハイキング・マジックGTXははアルパインクライミングとカテゴリーが分かれていますので、そもそもの基本設計が違います。

比べる対象にはならないのですが、使用用途としては冬の八ヶ岳をするレベルならばマジックGTX、夏山のみならテトンGTXのようなすみ分けになります。

登山靴の選び方

登山靴だけは好きなメーカーで選ぶということはおすすめできません。死亡事故も繋がる装備ですので、必ず自分にあった登山靴を選びその中に好きなメーカーがあったらラッキーくらいに考えてください。

初心者の方には登山靴のフィッティングに強い登山用品店で足のサイズを計測してくれ、最適なブーツを選んでもらうことがおすすめです。

東京ですと吉祥寺の山幸さん、長野だと安曇野のBC穂高さんが実績があります。私も昔は山幸さんでフィッティングしてもらっていました。

自分で選べるレベルになってきた方や、フィッティングに強い登山用品店が周りないひとへのアドバイスもしてもまとめます。

靴下を複数使う

登山靴の選び方は靴だけではなく靴下との組み合わせと考えてください。朝と夜によって足のむくみが違いサイズが変わることもあれば、背負う重量によって靴下のクッション性などを変えたりするこもとあります。

自分の山行スタイルに合わせて組み合わせを考えましょう。

実際に歩いてみる

靴紐を緩めて足の指を靴の先まで押し込んだときに、かかとに指が1本入る程度という目安があります。しかしそれは靴が自分の足に合っているという条件の元です。

大きい登山用品店だと簡易な岩場や坂のセットがありますので、試着してみて、下りで指が先に突っかかったりしないかなどを確認してください。

本当は一度山に入ってみるのが理想ですが、ショップの中ではできないので、とりえずはブーツを試着してみ20分は歩いてみましょう。

左右どちらか大きい足にサイズを合わせる

人の足は左右でかなり大きさや形に違いがでます。自分の感覚は当てにならないのでからなず大きさを図ってもらい、大きい方の足にブーツのサイズを合わせてください。

足のサイズが合うのであればテトンGTXはおすすめの登山靴

軽い・防水性高い・安い(マムートにしては)の3拍子が高いレベルでまとまっている登山靴です。

超重量を背負わないのであれば、無雪期のほぼすべての山で対応できる汎用性のあるブーツですので、気軽に履ける登山靴として1足持っておくと重宝します。

ネット通販で登山靴を買うならサイズが合わなかったときの交換が無料の好日山荘《公式通販》などの登山用品専門店がおすすめです。

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