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結婚式の写真撮影の満足度が低い理由と失敗しないカメラマンの選び方

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結婚式のカメラマン選び

結婚式の写真撮影は友人か紹介のお客様しかやらないことにしています。この前友人の結婚式に出て久しぶりにブライダルフォトグラファーの仕事を見てきました。相変わらずダーティーな業界で安心です。

結婚式の写真撮影は色々な業界事情が絡んでいます。ハズレを引くとひどい写真が納品されますので注意点をまとめます。

結婚式の広告費は高い

まずブライダル業界というのは広告費がものすごく高いです。例を挙げるとゼクシィです。結婚のメディアでは飛び抜けていて、リクルート社内でも「ゼクシィを買うのは人生のイベントの1つ」と豪語している人もいるくらいです。

市場を占領しているため広告がものすごく高いことでも有名です。しかし式場は高い広告費を出し続けます。理由はゼクシィに広告を出さないと売上がでないからです。

まとめますとゼクシィが広告費をどれだけ上げようと式場は広告を出さざるを得ない状況です。

広告費を回収するために回転率と客単価を上げる

結婚式場が広告費を回収するために1日に多くの結婚式を行うと同時に客単価を上げることになります。私がブライダルをやっているときは、大手の式場は新郎新婦が行いたいプランから100万ほど上げるのがノルマでした。

ひどい結婚式場になると結婚式当日に「花をフリーズドライできますよ!今なら7万円です!」と営業してくるところもあります。結婚式でテンションが上がりきってお酒も入ってる状態でお金の話をする一期一会を逆にうまく使った営業方法です。

ウェディングプランナーの多くの方は新郎新婦に素敵な式を挙げてもらおうと奔走しますが、大手になるほど自由に動くことができずクライアントファーストのマインドを実践するのが難しい業界です。

彼女らは常に良心の呵責と戦っています。ウェディングプランナーの離職率が高いのは業界では有名な話です。

写真撮影は経費削減の第一候補

正確にはお金をむしり取りやすいということです。写真撮影は技術職ですから言い値が買い値です。式場の写真撮影プランで実際どの程度のマージンを引かれているのかはブラックボックスです。20万以上の写真撮影プランでもカメラマンは低レベルということは十分にあり得ます。

提携写真館の平均マージンは撮影費の半分

ホテル・結婚式場ではフォトスタジオと提携を結んでいて高品質の写真が撮れることを宣伝にしているところが多くあります。私の経験からいうとフォトスタジオは式場から「式場使用料」という意味不明な請求をされ、撮影費の半分程度を持っていかれます。

注意して欲しいことは、スタジオ提携の結婚式場で20万の写真撮影プランを式場で組んだら10万円分の仕事しかしてくれないということです。

結婚式の写真で失敗しないのためにはどうすればよいのか?

失敗しないブライダルカメラマンの選び方

質の悪いフォトグラファーやフォトスタジオにはいくつかの特徴があります。簡単に分かることなので式場で写真撮影を頼む際は確認することをおすすめします。

ポートフォリオを見せてもらう

確実なのはカメラマンのポートフォリオを見せてもらうことです。会社としてのポートフォリオではなく、カメラマン個人のものです。ホームページに載っているブライダルフォトの実績ポートフォリオはベストショットの集大成ですから参考になりません。

ポートフォリオを作るためだけに式場を押さえて腕のいいカメラマンを使用して販促素材として制作する会社もあります。もし「見せられない」のような返答が帰ってきたら100%ハズレです。

フォトディレクションをお願いする

ブライダルフォトをルーチンワークで考えていないフォトグラファーなら確実に行ってくれます。具体的には「必ず撮って欲しい写真」「撮って欲しい友人・親戚」などです。サプライズ演出をする場合も照明は落ちるのか、どこから登場するのかなど熱心に聞き出しメモを取ります。

フォトディレクションを拒否された場合、会社のスタンスが「満足度よりも数を稼ぐ」ということです。ブライダフフォトは一度きりで次の仕事に繋がりにくいので割り切っているスタジオもあります。そのフォトスタジオや式場は間違いなく薄利多売のビジネスモデルを使用している会社です。

スタジオにしろフリーにしろ、満足度の高い写真を撮るために必要なのは打ち合わせです。どれだけ技術があってもディレクションなしで良い写真は撮れません。

フリーのブライダルフォトグラファーを雇う

現状はこれが一番いい写真が撮れる可能性が高いです。撮影スキルだけでご飯を食べている人で、評判が落ちれば仕事がなくなるため会社に守られているフォトグラファーより信用性は高いです。

なにより式場使用料というマージンがないため20万円支払えば20万円分の仕事をキッチリとしてくれます。

持ち込み料という式場の妨害工作

式場は自社か提携フォトスタジオを使ってもらわないと利益にならないため、外部のカメラマンを使うとなると態度が豹変して「では持ち込み料◎万円です」ということをさらっと言ってきます。

写真撮影は式場は何もせずともお金が落ちるドル箱なので絶対に手放そうとしません。色々綺麗な言葉を使用して理由を説明しますが「外部のカメラマン使うとうちの利益がなくなるから、それは新郎新婦のお二人で負担してくれ」ということです。ちょっと意味がわかりませんが式場の感覚としては「常識」です。

当日の行動制限

カメラマンへの妨害工作はまだまだ続きます。結婚式の撮影で一般の参列者と同じように誘導されて「立ってはダメ、移動してはダメ」と身体を張って止めにくるスタッフがいたり、お色直しの時に退室から再入場までの間の撮影時間を確保してくれなかったりと、色々あります。

外部のカメラマンを受け入れてくれる式場はアタリが多い

経験則ですが、写真撮影に関して寛容な式場は総じて満足度は高いです。傾向としてはゼクシィなどの大手メディアに広告を出さずに地元密着でやっている式場に多いです。

地方の式場はそういった傾向があります。フォトスタジオも激戦区ではなりませんし、客数は少ないながらも東京のように取り合いをしているわけではありませんから、満足度と口コミ重視の経営戦略を取れているのかもしれません。

持ち込み料を取らせずにフリーのカメラマンを使う方法

結婚式の招待者の中に使用するカメラマンを入れてしまうことです。一眼レフ持っている人なのでその人に撮ってもらうと言えば大丈夫です。

できれば親族の枠で招待をするのが望ましいです。事前にカメラマンと口裏を合わせてしまいましょう。

式場からすると「客」という立場になるので嫌がらせをすることができなくなります。こちらも御祝儀を出して参列しているので新郎新婦が納得済みならば式でどのように動こうと文句を言われる筋合いはありません。式の費用はすべて【新郎新婦が出している】のですから、彼らの望むような式をするのが大前提です。

写真業界の害悪、激安プラン

激安の撮影プラン

私は会社として3万円以下で結婚式の撮影をやっているところは信用しません。どう考えても採算が合わないからです。

カメラマンの紹介するだけの会社あっても料金の4割はマージンで引きます。3万円の撮影プランならば会社利益が12,000円でアルバム制作費と人件費で18,000円です。つまり

  • カメラマンの質が悪い
  • アルバムの質が悪い

これしか考えられません。

カメラマンの質が悪い

カメラマンという技術職でしかも難易度の高い結婚式を1日2万以下でやれということ自体がそもそも不可能です。レタッチを含めると20時間拘束は最低ラインですから、データ納品にしたとしても時給900円です。

できるとしたらアルバイトを雇って、入門モデルのデジタル一眼レフとキットレンズで撮影するというレベルでしょう。写真もレタッチせずにJPEG納品ということになります。

アルバムの質が悪い

テンプレートに載せるだけであっても人による作業があるために給料が発生します。カメラマンの人件費+アルバム編集の人件費+アルバム代の3つで20000円以下なんてことはあり得ません。

フリーランスは別

フリーランスのカメラマンは話しが少し違います。仮に3万だとしても1日の給料で3万で撮影・レタッチ・アルバム制作はやってやれないことはありません。フリーランスになったばかりで仕事を増やすためにあえて単価を低くしているという理由ならば納得できます。

ちなみに腕の良いカメラマンはアルバムとセットで15万〜20万は取るでしょう。専用のデザイナーをかかえているフォトグラファーも多くいます。

ブライダル業界はしがらみが多すぎる

100件以上はブライダルを撮ってきましたが、やめた理由は【めんどくさい】の一言に尽きます。

このような状況なので腕のいいカメラマンがブライダル専門で少なかったり、プロ駆け出しのカメラマンが実績を積むだけの撮影という業界の事情ができてしまっています。仕方なく結婚式を撮っているというカメラマンは数多くいます。

挙式する側としては数百万を使った人生の一大イベントなのだから、仕事のすべてをクライアントファーストで考えて欲しいです。最低限カメラマンが仕事ができる体制を整えないと今後もトラブルは続き、良いカメラマンも増えないと思います。

友人に撮影を頼むのはやめよう

友人に結婚式写真を頼んではいけない

友人に写真が上手い人がいる、プロカメラマンがいるという単純な理由で「無料でやってもらおう」激安でやってもらおうという考えはやめるべきです。

「大事な場面だけ撮ってくれればいい、あとは楽しんで」と皆がいいますが、片手間にできる仕事ではないため料理は一切食べれません。御祝儀払って無料撮影の仕事をすることになります。

私達からすれば数十万の赤字です。しかも相手が気に入らない写真だった場合は今後の友人関係も悪化するというオプションまでついています。

選ぶのは当事者です

業界の事情は色々ありますが、当事者に2人が納得する撮影をしてもらうのが一番です。ウェディングプランナーと信頼関係ができているならば紹介してくれるフォトグラファーを使った方が結果として満足度が高くなります。

結婚式の写真撮影は適当に選ぶと高確率でハズレを引くので注意してください。

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