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SynologyのNASを使ったクラウドストレージへのバックアップ手順。大切な写真を強固に守ろう

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SynologyのNASをクラウドにバックアップする

写真大量に撮る人に必要なのは大容量のストレージであり万が一の故障でもリカバリーができる強固な堅牢性です。それをSynology DS3018XSのRAID6で組み上げました。しかしいくら信用性の高いRAIDシステムで撮影データを守っても自然災害などで物理的に破壊されてしまっては大切なデータは消えてしまいます。

そこで必要になってくるのがクラウドストレージの自動バックアップ。RAID6に加えてクラウドにもデータを対比させておけば万が一NAS自体が壊れてしまっても大事なデータはすべて守りきることができます。その機能がSynologyのCloud Sync。DropboxやGoogle Drive、Amazon Driveなど様々なクラウドストレージとの同期設定を簡単に行うことができます。

前回はSynologyのNASの初期設定でRAID6の設定まで行いましたので、続編として更にそこからクラウドストレージと連携するシステムを作り写真データを堅牢に守るシステムを作ります。

Cloud Syncのインストール

まずはSynologyのNASの管理画面をWEBブラウザで開き、クラウドストレージと同期させるためのアプリケーションインストールします。「メインメニュー」>「パッケージセンター」からCloud Syncを選択しインストールしてアプリケーションを開きます。

Synology パッケージセンター

同期するクラウドストレージの選択

クラウドプロバイダの選択

SynologyのNASと同期させるサービスを選択します。私は写真のバックアップはプライム会員ならJPEGやRAWデータなら容量無制限のAmazon Drive、その他はDropboxとGoogle Driveという使い分けをしています。

Dropboxと同期させる

Dropboxとの連携

Cloud SyncでDropboxを選択肢しするとパスワードとユーザー認証を求められます。そこでフォルダへのアクセスのリクエストを許可するとSynologyのNASとDropboxが接続されます。

同期させるファイルの連携

SynologyのNASの初期設定でクラウドストレージとの同期専用のフォルダを作ってありますので、その中の「Dropbox」フォルダを選択します。

同期スケジュールの設定

同期スケジュールの選択

どのタイミングでクラウドストレージと同期させるかを設定することができます。NASやネットワークへの負荷を避けたい場合は設定するとよいとよいでしょう。私は個人運用ということもありリアルタイムで同期させたいのでスケジュール設定は無効にしています。

Dropboxとの同期の開始

同期の開始

これだけの設定で自動で同期が開始されます。

複数のクラウドストレージとの連携

Clund Syncには現在の同期状況が表示されます。Dropboxの空きストレージ容量も確認できるため管理がしやすいです。

PCのDropboxは削除してしまっても問題なし

PCにインストールしているDropboxはアンインストールしていてもNASから自動で同期されます。スペックの低いPCだとDropboxの同期によってパフォーマンスが低下することもありますので必要なければ消してしまいNASからの同期に絞ってしまっても問題ありません。

しかしPCアプリのDropboxをアンインストールすると、WindowsのエクスプローラーやMacのFinderにあるファイルを右クリックして他者との共有URLを取得することができなくなり、WEBのDropboxに入ってから取得するという作業が必要となります。個人での運用なら使う機会が少ないですが、仕事でクライアントとデータのやりとりをする人は注意が必要です。

私はデスクトップPCのドロップボックスはアンインストール、ノートPCは残すという運用をしています。

写真バックアップ用にAmazon Driveと接続させる

Amazon Driveに接続

Dropboxと同じ手順でAmazon Driveに接続すると同じく認証画面が表示されます。ここでAmazonで使用しているパスワードを使用してSynologyのNASとの接続を行います。

Amazon Photos & Amazon Driveはプレミアム会員が無料で使用できるクラウドストレージです。追加料金なしだと5GBという少ない容量ですがRAWファイルとJPEGファイルは無制限にアップロードできるという特徴があります。これをうまく使うことで大量のRAW画像を無料でアップロードし、RAW画像以外のTIFFやPSDファイルを必要に応じて追加料金でストレージを増やし管理するという低コストのバックアップ体制をつくることができます。

Amazon.comのアカウント持っている人は注意が必要

日本のAmazon(amazon.co.jp)と米Amazon(amazon.com)の両方で同じメールアドレス・パスワードが使用されてているとどの国のAmazonに接続するのかが表示されて日本を選択してもその先に進めなくなることがあります。その場合はAmazonのパスワードを変更して日本と別国で違うものを使用することで解決できます。

写真やPCが趣味な人は海外のAmazonを使う人も多いと思いますので注意が必要です。

同期するフォルダを選択しバックアップ方法を選択

SynologyのNASとAmazon Driveの同期

Cloud Syncの同期方法は「双方向」「遠隔での変更のみダウンロードします」「ローカルでの変更のみアップロードします」の3種類があります。一般的な同期設定である双方向を選択するとNASの写真データを削除すれば同じくAmazon Driveにあるデータも消えます。

バックアップ先の写真データを編集することはないので、やりたい事はNASにある写真データを一方的にアップロードし、NASの写真が消えてもクラウドストレージのファイルは削除されないという仕様です。よって選択するのは「ローカルでの変更のみアップロードします」かつ「ソースフォルダでファイルが削除されている場合は、同期先フォルダでファイルを削除しない」という設定です。

Amazon Driveでの設定の完了

SynologyのNASとAmazon Driveの設定完了

設定はこれだけで完了です。あとは適応をクリック。

SynologyのNASとAmazon Driveでのバックアップ

あとは設定したとおりにNASにある写真管理用フォルダの中身がすべてamazon Driveにアップロードされていきます。一度設定してしまえばPhotoフォルダに追加したデータも、変更したデータもすべてアップロードされます。

動画やPhotoshopファイルを置くなら追加プラン

Amazon Driveの容量

写真の管理をLightroomで行っている人は、フォルダ構造をそのままアップロードして管理したい人が多いと思います。そうなると問題になるのが一眼カメラで撮影した動画やPhotoshopでレタッチしたファイル。PSDはLightroomでそのままレタッチできるため写真と同じフォルダに置いておきたいものです。HDR合成して作られるDNGファイルもデフォルト設定では写真と同じフォルダに生成されます。

TILL・DNGファイルは画像として無料の対象ですが、PSDファイルはAmazon Driveでは画像ファイルとして認識されないものがあるためストレージの容量が足りなくなることがあります。

Amazon Driveの100GBブラン

その時はストレージを100BGに増やすことをおすすめします。費用はたったの年間2490円なので、月額にすると200円です。

RAID6+クラウドストレージの強固なバックアップ体制

今回SynologyのNASで作り上げた写真のバックアップ体制はハードディスク6台によるRAID6+Amazon Drive。

NASのストレージが同時に2台までの故障なら復旧ができるRAID6とクラウドストレージへのバックアップという2重の保険をかけています。フリーのフォトグラファーのバックアップシステムとしては強固な部類だと思います。

一眼レフやミラーレスのRAW画像を大量に扱うとストレージ容量が必要なことからHDD6台搭載のSynology DS3018XSを導入しましたが趣味で写真を撮影されるのであればHDD4台のNASでも十分かと思います。それでRAID6+クラウドストレージ自動バックアップでデータを保守しておけば万が一自然災害でNAS本体が壊れたとしてもデータを救い出すことができます。

私は仕事で取り扱うデザインデータなどはDropbox、写真はAmazon Driveと使い分けています。こちらもそれぞれ月額1000円なのでコストパフォーマンス良好です。特にAmazon photoはプライム会員になると自動でついてくるものであり、写真のバックアップ目的で入ってもAmazonでの買い物の速達や映画が無料で見れるVideo Primeなども利用できます。

最近は4000万画素を超える一眼カメラも増えてきてすぐにハードディスク容量が尽きてしまう人も多くいるでしょう。少し頑張ってNAS+クラウドの写真管理システムを作ると安心して撮影に専念できるのでチャンレンジしてみてはいかがでしょうか。

Dropbox(1TBプラン)

Amazon photos(プライム会員)

SynologyのNASの初期設定の手順はこちらから。

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