カメラを趣味にしていると悩むのが機材の管理。特にレンズに埃が混入すると取れないばかりか撮影した写真にも影響し、中古の買取価格も低くなります。フィールドでの撮影を専門にしてる人でしたら防湿庫や防湿パックに入れておけばいいのですが、室内でちょっとした撮影ブースを持っている人はそのリスクが高くなります。
特に最近はブログ用に物撮りをする人も増えて来ているので、本格的なライティングをするために自室の一角を撮影用ブースにしている人も多く見かけます。しかしちゃんと清潔な状態を保っているのでしょうか。
撮影するために室内をあちこち歩きながらレンズ交換をするとかなりの確率で埃がレンズやボディに混入します。
そうならないために埃のない清潔な状態を保つ努力が必要です。そんなときにすごく便利なのがダイソンのV8シリーズのコードレス掃除機。私はV8 fluffyを愛用しています。
空気清浄機作用がある
ダイソンの掃除機は0.3ミクロンのゴミを99.7%捉えるため、一般的な掃除機のように吸い込んだ空気に埃を混ぜて外気に放出しません。言ってしまえばダイソンの掃除機をかけるということは空気清浄機を動かすようなもの。
まさに撮影室にぴったりな掃除機です。
コードレスながらすごい吸引力
ダイソンの代名詞とも言われる吸引力。それはコードレスになっても健在。ものすごい吸引力で埃を吸い上げます。あまりに吸い上げるためカーペットの掃除がいつまでたっても終わらないくらいです。
どのくらいの吸引力があるのかというと、5時間かけて充電するバッテリーを最高出力だと7分で使い切ってしまうほど。なお通常の出力だと40分使い続けることができますので掃除の最中にバッテリーの充電が切れるということはありません。
ハンディクリーナーとしてこまめに掃除ができる
ダイソンV8 fluffyで一番重宝してるのはハンディクリーナーとしての使い勝って良さ。撮影していて出てしまったゴミや背景紙に落ちている埃などを瞬時に吸い取ることtができます。焼き菓子なんかの撮影をしているとバラバラとゴミが出るのでテーブルフォトをする人にはありがたい使い勝手です。
ノズルもコンビーネーションに切り替えれば背景紙やアクリルボードを傷つけることなくゴミを吸い取ることができます。
掃除機のオン・オフスイッチはなく、トリガーを引いたら吸引をする仕組みになっています。必要なときにさっと使うことができます。電力消費に無駄がないため撮影では残バッテリーを気にする必要がありません。
ゴミの処理が簡単
本体上部にあるレバーを引き上げると、クリアビンと呼ばれるゴミが溜まるボックスの下がガパっと開き中身が下に落ちます。ゴミ箱の上で本体のレバーを引き上げるだけでゴミを処理することができるためフットワークがとても軽くなります。
開いた蓋は手動で下から上にはめることで再度掃除が可能になります。
普通の掃除機としての機能も十分
撮影室の掃除に便利なハンディ機能を先にご紹介しましたが、本来はこちらの使い方がメインです。形は基本的なサイクロン型の掃除機と一緒。付属のパイプを接続することで床の掃除を楽に行うことができます。
ナイロンフェルトのローラーがゴミを巻取り吸い上げます。ほとんどのシーンはこのヘッドで十分です。このヘッドとは別に長さが半分くらいの小さいローラーがあります。これはハンディでの使い勝手がとても良く車などの掃除に重宝します。
このローラーの良いところはマットレスの掃除をすることができること。数回マットを往復させるだけでオッケーです。私が使っているのは東京西川のAIRシリーズですが今のところ快適に掃除ができています。
すき間ノズル
ローラーでは届かない狭い箇所の掃除は隙間ノズルを使用してゴミを吸い上げます。撮影室でも防湿庫と壁の間など埃が溜まりやすいところはこの機能を使って掃除します。
コンビネーションノズル
精密機械やPCのキーボードの掃除ではコンビネーションノズルを使い、角度が必要な場所に使う時はアップトップアダプターを使用します。これらを組み合わせることで天井付近の掃除も楽々こなせます。
切り札の「強モード」
満タンのバッテリーを7分で使い切る強モード。1日書けて部屋の全てを掃除する時は不安が残りますが撮影の前後に掃除したり、1部屋のみの場合は問題ありません。
家にいる日、撮影室は強モードで毎日掃除しています。
掃除の機会が圧倒的に増える
家事は好きな方で掃除は苦にならないタイプなのですが、ダイソンのV8 Fluffyを購入してからほぼ毎日掃除機をかけるようになりました。仕事前に作業部屋を一通り掃除機をかける。ちょっとした空き時間に撮影室の掃除機をかける、なんとなく空いた時間が掃除機タイムになりました。
圧倒的吸引力で掃除が楽しくなる
初めてフラッグシップレベルの一眼ボディやレンズを買ったときと同じように圧倒的性能というのは男のロマン。今まで使っていたものが1万円程度の掃除機ということもあり、ダイソンの圧倒的な吸引力に感動。
毎日掃除しているのに、今日はどのくらい埃が取れるのだろう?という好奇心が尽きず部屋をひたすら掃除するという好循環が生まれました。
登山で使用する車の掃除
登山に行くために車を使用する人は、車内が大変なことになります。雨が降れば泥まみれの登山靴やザックをリアシートやラゲッジに放り投げる人がほとんどだと思います。私は単独で超重量を背負って長時間歩くことから駐車場までたどり着いたらゴミが車内にはいることなど考えずに車内に放り投げます。
翌日、ラゲッジをみて途方にくれることがあります。泥汚れなどは水拭きすればとれますが問題なのはマットの内部に入ってしまった細かい葉っぱなど。これがダイソン V8 Fluffyで簡単に吸い取ることができます。
今までは洗車場の業務用掃除機で吸い取るためめんどくさいことこの上なかったのですが、コードレスであることと強力な吸引力のお陰で自宅と駐車場を行き来するだけで住むようになりました。
欠点はバッテリーの持ち時間と充電時間
バッテリー持ち時間 | |
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通常使用 | 40分 |
ソフトクリーナー使用(モーター駆動ヘッド) | 30分 |
強モード | 7分 |
フル充電にかかる時間が5時間であるのに対して、最高出力で使用すると7分が限界である点。使用したら充電する習慣をつけておかないといざという時に動かないということがありえます。
静音は期待してはいけない
5時間かけて充電するバッテリーを最高出力で7分で使い切るパワー。静粛性が50%向上したらしいですがうるさいものはうるさいです。普通の掃除機と同じくらいあります。違う点といえば少し高音の駆動音ということでしょうか。木造賃貸の人は夜中に使用するのが躊躇われるレベルです。
気軽に掃除できる高性能掃除機
ケーブルがあったり吸引力が弱い掃除機だと掃除するぞと決めて行動をする必要があるので最終的にめんどくさくなってきます。
たいしてDyson V8 fluffyはコードレスであり吸引力はすごい。さっと手にとって気になる埃を吸い上げるという使い方ができます。
気になったときにすぐに掃除できる環境を作ることで撮影室に埃が増えていくことがなくなります。
撮影機会が増えたこと、確かな性能、使い勝手の良さ、そして撮影機材の保守を考えると65000円という価格は決して高い買い物ではないと思いました。
撮影機材が多い人や自室で物撮りをしている人は1台持っておくよいとオススメできる掃除機です。
いや撮影機材です。
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