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超小型カメラDJI Osmo Pocketレビュー。3軸スタビライザーを駆使して山を駆け回って4K動画を撮影してきた

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DJI Osmo Pocket

最近は風景の動画を撮るためにミラーレス一眼やスマホをジンバルに乗せて歩いている人をよく見るようになりました。スマホの手ぶれ補正では満足できない人が増えてきたのだと思います。

ジンバルを使う主な理由は歩行による振動、振り向きによる急なアングルの変更を避けたいというものが多いと思います。私もそれを避けるためにiPhoneのジンバルにSNOPPA ATOMを使っています。

たしかに動画撮影に有効なジンバルですが準備に時間がかかり気軽に使うことができません。ジンバルを使って撮影するという目的がないと持ち出すことが少ないのです。

しかし最近ジンバルを使っての動画撮影をより身近なものにするカメラがDJIから発売されました。それが3軸スタビライザー搭載のカメラDJI OSMO POCKET(オズモポケット)です。

スマホでは満足できない、一眼レフやミラーレスでは重たい、スマホとジンバルの組み合わせでは大げさすぎる。

多くの人が何となく思っていることにすっと入ってきたガジェットです。

OSMO POCKETのスペック

DJI OSMO POCKET

サイズ 121.9×36.9×28.6 mm
重量 116g
センサー 1/2.3インチ CMOS
有効画素数 12M
レンズ 換算26mm F2.0
ISO感度 100-3200
シャッター速度 8秒-1/8000
静止画サイズ 4000×3000
最大動画解像度 3840×2160(K4K)
最大ビデオビットレート 100Mbps
写真フォーマット JPEG / JPEG+DNG
動画フォーマット MP4/MOV (MPEG-4 AVC/H.264)
対応SDカード microSD(最大容量:256 GB)
オーディオ出力 48kHz AAC
バッテリー容量 875mAh
稼働時間 140分(1080p/30 fps動画撮影時)
充電時間 73分(10W 充電器を使用時)

センサーサイズはコンパクトデジカメレベルで画質には期待はできませんが、OSMO POKETに求めるものはそこではありません。

4K60pの動画が116gという超小型のカメラで撮影でき、それでいて3軸ジンバルが搭載されていることに最大の魅力があります。

ポケットに入れておいて動画を撮りたくなったらすぐに撮影できる、そんなフットワークの軽さに特化しているのがこのDJI OSMO POCKET。

動画コンテンツに力を入れたいブロガーやYouTuberが興味を示すのもよく分かる気がします。

Osmo Pockeの画質

DJI Osmo Pocketの画質

動画の切り出しで比較しています。こちらがOsmo Pocketの動画を切り出したもの。

SNOPPA ATOMとiPhoneXの画質

こちらがスマホ用ジンバルのSNOPPA ATOMとiPhone Xの動画切り出し画像。

オズモポケットのセンサーサイズは2/3インチ、iPhoneは非公開なので数字上のスペック比較はできませんがOsmo Pocketの方がやや画質が良いかなと思う程度の差かと思います。詳しくは動画をご覧ください。

どちらもレンズもセンサーも小さいので画質が撮影条件で大きく左右されるのは間違いありません。

晴天の野外であればキレイな画質ですが夕方など光量が落ちてくるシチュエーションではノイズが出てディテールも崩れます。

そういうこともあり夕方をメインに画質検証をしてみましたが気軽に撮れる動画としては十分なスペックかなと思います。動画配信や趣味で楽しむ分にはどんなシチュエーションでも対応できる性能だと思います。

OSMO POCKETの外観

DJI OSMO POCKETの付属品

OSMO POCKETの同梱品は至ってシンプル。本体・ストラップ・スマホ接続用のアダプター・充電用のUSB-C-USBケーブルです。

それでは各所と使い方を確認していきます。

カメラヘッド

OSMO POCKETのレンズ

センサーサイズ1/2.3インチに対して換算26mm F2.0のレンズです。程よい広角で扱いやすいレンズだと思います。

OSMO POCKETの3軸ジンバル

カメラヘッドが浮いてるような造りが特徴的。チルト軸・ロール軸・パン軸のモーターが入っており、これで滑らかにカメラが動くように制御します。

まさにジンバルに乗ったカメラと酷似しています。

この小ささでジンバル機能搭載されていることにDJIの技術の蓄積の長を感じます。ではその3軸スタビライザーの性能がどの程度のものなのか。これは動画で検証します。

グリップ部

OSMO POCKETのグリップ

グリップ部分の左の赤いボタンが録画の開始終了、右側が電源ボタンです。

電源ボタンはファンクションキーになっていて押し込む回数に寄ってOSMO POCKETを操作することができます。

程よいグリップ感で握って歩いても腕は疲れません。Osmo Pocket自体が116gという超軽量なので、スマホとジンバルの組み合わせよりも長時間の撮影にも向いています。

1回 動画/写真の切り替え
2回 カメラの位置を正面に戻す(センタリング)
3回 カメラを自分に向ける(フリップ)

ユニバーサルポート

ユニバーサルポート

ユニバーサルポートのカバーを外すと電子接点が出てきます。ここに付属のLightningやUSB-Cのアダプタを装着を接続してスマートフォンとOSMO POCKETをアクティベーションします。

スマートフォンアダプターの装着

スライド形式で挿し込みスマートフォンと接続します。アダプタをはじめてOSMO POCKETを使用する場合には必ず必要な作業になります。

スマートフォンとの接続

iPhone Xと接続するとこのような携帯になります。OSMO POCKETを支えるのがLightning端子のみという非常に不安定な状態です。

この状態でスマートフォンアプリを起動してアクティベーションを行います。

DJI Mimoに接続

スマートフォンを接続している状態だと専用アプリであるDJI Mimo上でOSMO POCKETを操作できるようになります。

その際はスマートフォンを持ってOSMO POCKETには触らないのが正しい使い方のようですがLightning端子が折れるのが怖い人はスマホ操作用のマウントを買った方が良いと思います。

メディアはMicroSDカード

MicroSDカードスロット

メディアはMicroSDカード。高解像度の動画を使用する際にはUHS-1スピードクラス3のものが必要になります。

カートスロットにカバーはないので悪天候での使用は難しそうです。

タッチスクリーン

OSMO POCKETのタッチスクリーン

OSMO POCKETのもう1つの長所といえば背面液晶がタッチスクリーンになっていること。ここを操作して様々な設定をすることができます。

撮影モードの変更

タッチスクリーン右から左にスワイプすると撮影モードの選択に入ります。ここではファンクションボタンよりも詳細に設定をすることができます。

Photo / Video / Slow-Mo / Timelapse / Pano

動画の詳細設定

Videoに合わせてさらに右から左にスワイプすると動画の詳細設定を行うことができます。

上から下のスワイプして設定画面

上から下にスワイプすると設定画面に入ります。ここでバッテリーの詳細残量の確認であったり、各種アクセサリーとの接続、COSMO POCKETのスタビライザーの調整、モニタの明るさやオートフォーカス設定などを行うことができます。

これが基本的なOsmo Pocketの操作になりますが、画面が小さいので間違った操作をしてしまうことが多々あります。そこは小ささとトレードオフなものなので、頻繁に設定を切り替えて使用することは前提とされてないのだと思います。

不安に思っていましたが実際に使ってみると電源を入れて録画ボタンを押すだけということがほとんどだったので設定は事前に決めておくものという捉え方をしています。

また別売りの拡張キット(あとで出てきます)のコントローラーホイールを使うとフォロー(スタビライザーの設定)やカメラヘッドの操作もタッチスクリーンを使用せずに行うことができるようになりますので、撮影時にタッチスクリーンに触れることがほとんどなくなります。

収納ケース

OSMO POCKETの収納ケース

収納用のハードケースが付属しているので持ち運ぶときはここに入れておくと多少の衝撃がかかったとしても大丈夫そうな堅牢な作りです。

アウトドアウェアの胸ポケットにも収納できる大きさで山の中でも快適に使えそうです。

純正アクセサリーOSMO POCKET EXPANSION KIT

OSMO POCKET EXPANSION KIT

OSMO POCKETは割り切った操作をする場合は単体で十分な機能性がありますが、ちょっと凝った撮影をしようと思うとタッチスクリーン越しの操作であったり、スマホを接続しての操作など取り回しが不便になります。

そのような問題を解決する使い勝手を良くするために拡張キットがあります。それがOSMO POCKET EXPANSION KIT。

OSMO POCKET EXPANSION KITの同梱品

  • ワイヤレスモジュール
  • コントローラーホイール
  • アクセサリーマウント

この3つの拡張キットと32GBのSDカードが同梱されているキットです。

ワイヤレスモジュール

ワイヤレスモジュール

ワイヤレスモジュールを使用するとスマートフォンとの接続をwifiで行い純正アプリのDJI MimoでOSMO POCKETをコントロールできるようになり、アダプタ経由で接続する必要がなくなります。

本体の底にあるUSB-Cの端子に接続するだけで使用することができます。

wifi設定

OSMO POCKETの設定画面からアクセサリー設定でワイヤレスモジュールを選ぶとWi-Fiパスワードが表示されますので、それを使いスマホと接続するだけの作業です。

wifi接続の完了

スマートフォン側で接続が成功したらOSMO POCKETを遠隔操作できるようになります。

OSMO POCKETの遠隔操作

この状態でDJI Mimoを起動させるとスマートフォンでカメラの操作や設定を行うようにできるようになります。

定点撮影などでは便利な機能ではないでしょうか。

コントローラーホイール

OSMO POCKETのコントローラーホイール

OSMO POCKETの上下左右のカメラ操作はタッチスクリーンで行いますが。歩行時にその操作を指でするのはいささか面倒です。

そこでコントローラーホイールを使用することでダイヤルを上下にするだけでカメラのヘッドをコントロールすることができるようになります。

ただ上下か左右かは下のレバーで切り替えになるので同時に行うことはできません。

更にボタンが2つ追加され、スタビライザーの設定を変更できます。パン軸とチルト軸が機能する「フォロー」、パン軸のみが動く「チルト固定」、3軸すべてが機能する「FPV」のモード切り替えがワンタッチでできるようになります。

右側のボタンはフリップ(自撮り)切り替えです。

アクセサリーマウント

アクセサリーマウント

OSMO POCKETを三脚や服などに装着するためにアクセサリーマウント。単品だけでは使えませんがサードパーティの製品など多くのアクセサリーを付けることができるようになります。

クリップ

クリップで登山用のリュックのベルトなどに挟めば手で持つ必要がなくなります。

パノラマ合成はアプリ内で行う必要がある

Osmo Pocketのパノラマ合成

Osmo Pocketの静止画撮影には強力なスタビライザー機能を利用した180℃パノラマ撮影と3×3の9枚を撮影して合成する機能があります。

気軽に広大な風景を撮れる便利な機能ですがPCに取り込む際に一手間必要になります。

Osmo Pocketのパノラマ合成

それはDJI純正アプリであるDJI Mimoを立ち上げてOsmo Pocketと接続してスマホで合成する必要がある点です。

Osmo PocketからデータをPCに取り込む際はSDカードを抜いてリーダーに挿してもいいですし、ボトム部分のUSB-CをPCにつなげれば外部ストレージとしても認識されます。

ここで動画や1枚撮りの静止画は取り込むことができますが、合成写真もすべて1枚の写真として記憶されているため統合した写真が欲しい場合はアプリで合成してからスマートフォンに取り込み、そこからPCにデータを移す必要があります。

アプリで合成した後にSDカードを見ても合成された画像はなかったのでアプリ内で合成して接続したスマホに転送する仕組みのようです。

ここは要注意です。

アウトドアフィールドでも気軽に使える4K動画撮影カメラ

DJI Osmo Pocket

まずDJI Osmo Pocketは画質などを求めるカメラではありません。せいぜいスマホより少しいいくらいの認識が正しいと思います。

製品価値はそこではなく、スマホの代わりにスマホではできないことができる点。それが3軸スタビライザーによるブレ補正と4K60Pの動画撮影。

ポケットに入るサイズでこの2つができることがこのカメラの魅力だと感じます。

気軽に使えることは撮影機会が増えることを意味しますので、これから動画を始めようと思っている人や情報発信の質を上げたい人に向いているアイテムです。

不安だったバッテリーも霧ヶ峰の散策で必要ところだけ録画すれば十分に持つ容量でした(1080p 30fpsで140分録画可能)。旅行では充電する機会も多くあるでしょうからバッテリー面での不安は少ないと思います。

スマホと本格動画撮影の中間に位置し、さっと取り出して使えるのは何よりのアドバンテージです。

登山がメインの私にとっては超軽量で山行の負担にならず胸ポケットに収納できるのが大きなポイント。防水性はないので悪天候では使用できまんせがこれから積極的に使っていこうと思います。

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