画質を落とさず大事なレンズを守る保護フィルターKenko Zeta Quint

保護フィルター zeta quint

レンズは傷つくと画質が落ち、修理費も高額、中古買取の査定も悪くなります。そういったリスクから一眼レフの交換レンズを買ったまずは保護フィルターを購入しています。装着していればぶつけたとしてもレンズ本体に傷がつくこともありませんし、埃の侵入のリスクを減らすことができます。

保護フィルターZéta Quint(ゼータ クイント)

今回その中でも最高クラスであるKenkoのZeta Quint(ゼータクイント)フィルターを購入してみました。廉価帯の保護フィルターとは造りが何もかも違います。使い方次第では結果としてこちらのほうがコストパフォーマンスが高くなることがあります。。例えばそう、ネイチャーフォトグラファーとか。

強化ガラスを使用

割れにくい強化ガラスを使用

通常の保護フィルターの3倍の強度があるガラスを使用しています。レンズをぶつけやすいアウトドアや登山で使用する人がには魅力的な仕様です。また割れた際も破片が細かい粒子になるため怪我をしにくいように設計されています。

強度だけなら7倍の性能をもつMarumiの保護フィルターがありますが、私がZeta Quintを選んだ理由は枠がジェラルミンでできていることがあるからです。

歪みにくいジェラルミンの枠

ジェラルミン枠

私がZeta Quintを購入した最大の理由、それが枠がジェラルミンで作られている点です。極地で使うことが多いこと、登山で頻繁に岩にぶつけることからフィルターが歪み取り外しが難しくなることがあります。

三脚を倒してカメラを地面に衝突させてしまうことは、誰でも起こし得るトラブルです。その際だいたいレンズが一番最初に地面にあたり衝撃を受けてしまします。その時ジェラルミン枠であると損傷したフィルターが取り外せないというリスクを回避することが期待できます。

安価なフィルターの場合歪んでしまって取れなくなってしまうというのはよくあるケースです。撮影に入ると数日街に帰ることができない山岳写真には心強い造りです。

撥水・撥油

撥水加工されているゼータクイント

渓谷や滝を撮影するときは必ずと行っていいほどレンズに水がかかりますし、過酷な山岳写真であれば機材の扱いがぞんざいになりがちなので素手でフィルターを触ってしまうこともあります。

そんなときレンズクリーナーを使用して拭き取るのは撮影効率を激減させてしまうため、レンズクロスでさっと吹くだけでで水滴や汚れが取れるコーティングは必須です。特に撥水のない保護フィルターは一度水滴がつくと拭き取ってもムラとして残ることが多く、シャープな写真が撮れなくなることがあるので注意です。

ひとつ下のモデルであるPRO1D plusだと水滴が広がってしまっています。

撥水加工されていない保護フィルター

個人的にはどんな使用用途であっても撥水・撥油加工のされているフィルターを使うことを推奨します。

画質が劣化しにくい反射率片面0.3%以下

反射面0.3%以下のZRコート

最高画質を求めるならば保護フィルターを装着しないのが一番です。しかし破損リスクから装着せざるをないのも事実。なので求められる性能はいかに画質を劣化させないかが基本です。

Zéta Quint PRO1D plus MCプロテクター NEO
面反射率 0.3%以下 0.5% 1%
価格 6,200円〜 3,000円〜 2,000円〜

Kenkoの保護フィルターのラインナップを見るとゼータクイントが飛び抜けて高価格。購入したレンズがどのクラスのものであるかも選択材料としては分かりや類ですね。キットレンズならばMCプロテクター、画質にこだわる大三元以上のレンズならばゼータクイントという選び方をしています。

フィルターを重ねやすい薄枠型

薄型の保護フィルター

保護フィルターを使用しているとPLフィルターやNDフィルターを重ねがけして使用することが多くなります。そうなると必要になるのは保護フィルター自体の画質性能と、フィルター自体の薄さです。

フィルターを重ねがけをするときの注意点はケラレ。写真の四隅が減光によって暗くなってしまうことです。特に広角で起こりがちです。なのでフィルターの枠は薄ければ薄いほどいい。

これも使用するレンズで使用する保護フィルターの選択材料になります。

保護フィルターの薄さ

頑丈で使いやすいケースが付属してくる

ポリカーボネイトのケース

保護フィルターは基本的には装着しっぱなしのものなので、付属のケースで持ちあることとは少ないです。しかしこちらにPLフィルターなどを入れれば別途専用のケースを購入する必要がなくなります。

私はこちらのケースにC-PL、NDフィルターを入れてアウトドアフィールドに持っていっています。

画質にこだわるレンズを使用するなら使って損はない保護フィルター

とりあえずつけておけばいいかなということで最安のモデルを選びがちな保護フィルター。しかし使い方とレンズ次第では本来もっている性能に大きな影響が出ることもあるため、最適なモデルを選びたいところです。

高価格帯のものは、その分使い勝手が良く、信頼性があり付属品も多いです。それらを踏まえて一番お得だと思えたものを購入すると撮影が捗ります。

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