同じカテゴリーで読まれている記事

山岳写真のパフォーマンスを劇的に向上させるRRSのLプレートを使ったカメラ運用方法

0
12
0
0
7
978

RRSのX-H1用Lプレート

ミラーレス一眼は軽量コンパクトさでありながら高画質を両立しているのが最大の魅力。しかし小型化に走りすぎてカメラとしての安定性を犠牲にしているボディも少なくありません。そんなカメラを劇的に使いやすくし、さらにクイックシューなどを装着せずに直接三脚に装着することができる便利なアクセサリー。それがLプレートです。

現在試験運用しているFUJIFILMのX-H1をより使いやすくするために高品質で定評のあるRRS(リアリー・ライト・スタッフ)のLプレートをご紹介します。

現状考えられる山岳写真の撮影機会とクオリティを上げための最適解の1つです。

RRSとは

RRS

正式名称はREARY RIGHT STUFF。非常に精度の高い加工技術でカメラ愛好家から絶対の信頼を得ているカメラアクセサリーメーカーです。日本でも人気で特に三脚はGITZOを比肩するほどの評価をする人が少なくありません。アルカスイス互換の使い勝手の良さから雲台もRRS製品を使う人が増えています。

その中でも定番と言われるのがLプレート。加工精度の高さからバッテリー室や各種コネクタへのアクセスをクリアした上でグリップ力を向上させ、アルカスイス互換の雲台に横位置・縦位置の両方をそのまま取り付けられるメリットがあります。

RRSのLプレートのシステム

RSSのLプレートのシステム

RRSのLプレートはパーツの組み合わせとバッテリーグリップの有り無しで違うため始めて買う人はミスショッピングしやすいので注意が必要です。

RRSのプレート

  1. BASE PLATE:カメラのボトムにつけるプレート
  2. L-COMPONENT:カメラサイド部分のプレート
  3. POTIONAL BATTERY GRIP:バッテリグリップ装着時のサイズ

よってLプレートを使うのであればBASE PLATEとL-COMPONENTの組み合わせを購入する必要があります。バッテリグリップを装着した状態で使うならPOTIONAL BATTERY GRIPのYESを選択、使わないならNOを選択します。

なおバッテリーグリップありのプレートと、なしのプレートでは互換性がないため両方のシーンで使用したい場合は2つ購入する必要があります。私はバッテリーグリップ無しでのモデルを選択しました。

FUJIFILM X-H1へのLプレートの装着

RRSのLプレート

これが今回導入したRRSのLプレートの本体です。カメラのボトムに装着するプレートとサイド部分に位置するパーツの組み合わせでLの字になることからLプレートと呼ばれています。

アルカスイス互換で縦位置を使わない人やグリップ力を高めるためのみに使用するならボトム部分だけで十分です。私は三脚への縦位置の取り付けもすることからL字のプレートを購入しました。

Lプレートの横パーツ

購入時の状態ではボトムのベースプレートにL時のパーツが仮止めされています。

L字プレートをスライド

このようにスライドさせることができますので、カメラをベースプレートに固定してからL字のプレートをカメラボディのサイドにフィットするところで固定します。

三脚ネジでLプレートを固定

まずは三脚ネジでLプレートのベースプレートを固定します。六角レンチは付属してきませんので事前に準備しておきます。

サイドプレートの固定

次にサイドプレートをスライドさせてカメラボディの横に合わせて固定します。早着はこれだけの簡単な作業です。

機能性を失わない加工精度

RRSのLプレートはバッテリー室や各種端子へのアクセスを犠牲にしないという特徴があります。またボディともピッタリサイズが合うのでガタツキなども起こりません。アルカスイス互換の三脚に装着するときはこれが原因でブレを起こすこともあるため、厳密な撮影をする人ほどRRSのLプレートを使う傾向があります。

Lプレートとバッテリー室

Lプレートを装着したままバッテリー交換をすることができます。

各種端子

外部出力やケーブルによる充電の端子も潰すことなくそのまま使用することができます。

チルトモニター

X-H1のうりであるバリアングル液晶の操作犠牲になることがありません。X-H1の機能を一切失うことなく機能拡張することができます。

Lプレートによるグリップ力の向上

Lプレートによるグリップ力の向上

Lプレートを装着することで得られるメリットの1つがグリップの拡張。ミラーレス一眼にありがちな小指余りを解決することができます。

α7シリーズを使っている人はこれを目的でLプレートを装着する人がたくさんいます。プロの方でもチラホラ見かけますね。そのかわり150gの増量となります。軽量コンパクトがウリのミラーレス一眼で650gあたりのボディに装着することは本末転倒な感じもしますが、それだけ得るものが大きいということとグリップ感が芳しくないということかもしれません。

その中でX-H1はミラーレスの中で大きくグリップもしっかり作り込んでいて単体でも操作感は悪くありません、しかしNikonのレフ機のようなグリップの長さはないのでグリップを握りしめて歩くといった使い方には少し不満がありました。

私の手だとRRSのLプレートを付けることでよちょうどよい収まりを得ることできます…が本体重量が820gになるためハイエンドの一眼レフと同じくらいの重さになります。

当然グリップ力向上のためだけに重量増加は抵抗があります。もう1つのメリットである三脚撮影でのパフォーマンスが向上とセットで考えます。

純正品のようなフィット感

高い加工精度のRRS

グリップしたときの感覚や運用するにあたって非常に大事なのがカメラボディとの装着性。RRS製品はそこの評価が高く、たしかにX-H1のボディにプレートを装着すると純正品であるかのような完璧な加工精度で指がひっかかる、ガタツキがあるという懸念とは皆無です。

高価なだけあっていい仕事をしています。

アルカスイス互換の雲台に直接取り付けられる

アルカスイス互換の雲台にLプレートを取り付ける

Lプレートの真の性能を発揮するにはアルカスイス互換の雲台が必須です。これがあれば雲台にボディを直接装着することができます。クイックシューなどが必要ないため装着がスムーズで、かつ安定性が高くなります。

現在私が使っているGITZOのGH1382QDはアルカスイス互換、Manfrottoのギア雲台405は対応していませんがアルカスイス互換の改造キットを使用して使えるようにしています。

縦位置の安定性が向上

Lプレートで縦位置の安定性が向上

Lプレートによる最大の恩恵は何かと聞かれたら縦位置の安定性と答える人が多いのではないかと思います。それくらい優秀なシステムです。

通常の雲台の縦位置ポジションは90度カメラを倒すことで作るので重心が雲台と三脚の中心からズレ安定性が悪くなります。また超重量になるとカメラを支えるのがクイックシューのパーツ1つになるため長時間露光をしていると微妙に構図がズレていく危険性もあります。

それにくらべてLプレートを使用すると三脚の中心に重心が乗るため、横位置と同じ安定性を得ることができます。星を撮影する人にはおすすめできる運用方法です。

GITZOの雲台を使用する際の注意点

GITZOの三脚のアルカスイス互換の問題

GITZOの雲台は基本的にはアルカスイス互換ですが、クイックシューを使うことを想定しているため、雲台の中央付近にネジが装着されています。これが干渉してLプレートが装着できない場合があるため、Lプレートを使用する際はこれを取り外します。

外すための六角レンチは雲台に付属しています。

コットンキャリアのカメラホルダーと連携が可能

コットンキャリアシステム

山岳写真でのカメラの傾向方法として定番となりつつある肩のホルダーに装着する方法。私は色々なメーカーを試した結果一番剛性の高いコットンキャリアの3Gストラップショットを使用しています。

そのアダプタをLプレートの三脚穴に装着します。

Lプレートとカメラホルダーの両立

こうすることで山行時はカメラは肩に装着し、三脚を使用するシーンではアルカスイス互換の雲台にプレートを挟むという使い方ができるようになります。

Lプレートがない場合は三脚を使う際に六角レンチでホルダーのアダプタを取り外してからクイックシューを装着する必要があります。それに比べると劇的なパフォーマンスの向上です。

現在考えられる山岳写真での最高のカメラの運用の1つ

山岳写真で使えるミラーレスカメラを運用しはじめて半年。色々な方法を試してきましたが軽量性・携行性・撮影パフォーマンスの3のバランスを高いレベルでまとめると、RRSのLプレートにコットンキャリアのカメラホルダーを装着する方法が一番撮影パフォーマンスが上がるのではないかという着地をしました。

普段は肩に装着しておきスナップ的に撮影する、三脚を立てたらそのままアルカスイス互換の雲台に装着する。これが一番スマートなやり方でした。

ちなみにバッテリーグリップをつけたボディにLプレートを付けることはオススメしません。NikonD4SやX-H1もバッテリーグリップをつけた大きさになるとグリップ性は完璧になるのでそこにLプレートをつけることは冗長すぎます。

またレフ機フラッグシップになるとカメラホルダーに装着するのも無理があるので、普段はクイックシューを装着しておいて独自のシステムでザックに装着しています。

バッテリーグリップなしでの運用ならRRSのLプレートとカメラホルダーを併用する方法は山岳写真において最高のパフォーマンスを発揮するので、三脚を使用してじっくりと山と向き合いたい方にはぜひともオススメしたい運用方法です。

…2万円しますけど。

スポンサーリンク

0
12
0
0
7
978

この記事が役に立ったらいいねをしよう!

Facebookで最新情報をお届けします。

関連記事

現在使用中の登山装備