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FUJIFILM X-E3は危険。写真がノスタルジック過ぎて泣きそうになりながらレタッチすることになる

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夕方の霧ヶ峰

職業フォトグラファーにとってレンズとボディは手足のようなもので、使い慣れたメーカーのものに関しては新型機種に替えたところで何の感慨もなく、画質や新機能をアジャストさせたら、あとは淡々と作業。仕事で写真を撮る人はドライな人が多いです。

そんなことから、カメラでありながら今まで使ったことのないミラーレスであり小型のボディのFUJIFILMのX-E3とキットレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OISは新鮮で、意味もなくいじるだけで楽しい毎日です。

撮って出しでも十分といえるほどの絵作り。色味が私の好みに似ているな、と調べてみたらFUJIFILMはやっぱり記憶色をベースにした青・緑といったネイチャー系が華やかになる色作りをしている模様。たしかにフィルム時代からでも発色には定評があったので、その系統を継いでいるようです。

そうなるとやはり気になるのがレタッチしたらどのくらいまで追い込めるかということ。さっくりとレタッチしてみたところ「X-E3、というかFUJIFILMすごいのではないか」と思いはじめました。

高解像と秀逸な色味はノスタルジックな雰囲気作りができる

自然の色味がキレイに出る

キットレンズであるXF18-55mmF2.8-4 R LM OISの高解像の画質と、FUJIFILMのX-Transセンサーによる唯一無二の発色。この組み合わせが叩き出す写真を見たときに感じたのはノスタルジックな不思議な感覚。目に見えるものすべてが美しく見えたあの頃、大人になって見失ったあの頃。

おそらくは子供の頃の記憶にある自然の風景とFUJIFILMの作る色がキレイにマッチングしているのでしょう(私だけかもしれません)。元データでこれほどエモいものを見せられるとレタッチもそういう方面に引っ張られます。

フォトモンタージュのカズキヒロさんのように、アーティスティックな作風の人がFUJIFILMのミラーレスを好んで使うのがわかる気がします。風景の再現というよりも心象風景を表現するのに向いているカメラかもしません。

X-E3で撮影したネイチャーフォト

完全に趣味として購入したものなので撮影したネイチャーフォトを出しても問題ない。だってミラーレス初心者ですし、仕事では使わないし。好きなものを好きなように撮影できる。

私は今、自由だ。

フレアやハレーションも作風にする

レタッチ初めてからすぐに、もう泣きそうになる。田舎のばっちゃの家に遊びに行ったときの風景はこんな感じだった気がするし

秋の草原

秋の草原を何時間も見ていた思い出もあり

日が暮れるあぜ道

日が暮れそうになって急いで家に帰ったこともあり

色鮮やかな写真

撮影する写真のすべてにストーリーがあります。感性の赴くままにスナップとして気軽に撮影できるX-E3というのも要因の1つかもしれません。

X-E3でエモい山岳写真を撮りに行く

XE-3を山に持っていく

この記事を書いている現在、海外登山の遠征を控え怪我の危険性からトレーニングばっかりで登山はNGという悲しい事態に陥っています。しかし霧ヶ峰のテスト撮影でアレだけノスタルジックでエモい写真を出されてしまっては山に持っていかなければならない。

X-E3の軽量性ならば事故のリスクはない。トラスト・ミー。そう提言したところ「コンパクトミラーレスだし、じゃあ標高差があまりない山なら…いやでも…本気?」という快諾を頂きました。

颯爽とメイン機のX-E3(あと一応フォトグラファーだからサブ機でD4Sと14-24mm・24-70mm・105mm Micro・GITZOシステマチック5型三脚)をザックに入れて北八ヶ岳へ。

Nikon D4S

山に入るときこいつがいないと不安でしかがないNikon D4S。

白駒池の苔

久しぶりに山に入ったYO・RO・KO・BIをX-E3で表現(適当にスナップ)。TKLさんいわく「むせかえるほど」

ネイチャーフォト

2週間も登山を禁止されていていたため山に夢中で写真なんかどうでもよくなりかけていたのを克己し、設定のほとんどをX-E3任せで感性のままに写真を撮る。

逆光・ハレーションを使っての絵作り

霧ヶ峰のときも感じた事ですが、FUJIFILMの絵作りは逆光とハレーションを上手く組み合わせると面白い写真になりそうです。JPEGの撮って出しでもむせかえるほどの緑と青が出ますので検証のしがいがありそうです。

D4Sと105mm Micro

広角はXF18-55mmF2.8-4 R LM OISに任せればいいことを今更ながら思い出しD4Sのレンズを105mm Microに切り替え。使っているカメラを撮影できるのもミラーレス一眼+一眼レフの組み合わせならではです。

マクロ寄りに撮影

マクロレンズのような使い方

X-E3のキットレンズの18-55mmでもテレ端を使用すればそこそこ寄る事ができます。F4でシャッターを切ることができますので使い勝手は非常に良いです。

苔の写真

白駒池の苔

最後の方はテンションが上りきって、下った山を再度山頂までダッシュで駆け上がったりと写真のことはどうでも良くなっていました。…が肩に装着していたX-E3は気になった風景を見つけたらさっと取り出しカシャッと撮影する見事なフットワークを見せてくれました。

これは一眼レフではできない使い方です。

FUJIFILMのミラーレス一眼は最高のお散歩カメラ

ミラーレスという構造上、EVF・消費電力の問題から極地でネイチャーフォトをする私はメイン機として使えませんが、プライベートの趣味で使う分にはフットワークは最高レベルですし、描写力も高解像+記憶色という自分のストーリーに沿った作風ができることから純粋に楽しいです。

今回ご紹介した作例も、X-E3の機能を使いこなして撮影しているわけではありません。ISO感度をオートで上限6400、最低シャッタースピード1/60にして、あとはF値を任意で合わせてシャッターを切っているだけです。使用しているのもキットレンズの18-55mmの1本です。

本来の私の写真の撮り方はロジカルなアプローチが多いのですが、このカメラに関しては歩いていて気になったものを素直にそのまま切り取ることしかしておらず、ひとことでいうと「適当」。

言ってしまえば誰でも撮れるものです。

それでこの描写力、FUJIFILM恐るべしとしか言いようがありません。撮って出しの画像で感性が刺激されレタッチ作業が楽しい。フィルムシュミレーションのJPEGで十分という意見もありますが、私はむしろLightroomをおすすめしたいカメラです。

涙腺が弱い人は決して手にしてはいけません。

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